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今話題のインディペンデント映画、遂にDVD化&待望の続編登場!!

サイタマ県の片田舎で、とくにやることもなく、なんとなく世界的なラッパーになるのを夢見ている主人公。

とことんダサくて痛くて……でも愛しい、見た者の心を捉えて離さない青春映画『SRサイタマノラッパー』。2009年3月14日に池袋シネマ・ロサで限定レイト上映という小規模スタートながらも、それから1年以上経った2010年4月には人気シネコン新宿・バルト9で何と4度目のリバイバル上映がなされた。

製作費は微々たるもの、宣伝費もないこの小さなインディペンデント作品が、なぜそこまでに至ったのか。


公開を前に、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞という快挙。
シネマロサのレイトショー初日動員記録を塗り替え、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」(http://www.tbsradio.jp/utamaru/)内の映画評論コーナー“シネマハスラー”で大絶賛(ちなみに年末に放送されたシネマランキング2009ではベスト1に!)。7月には第13回プチョン国際ファンタスティック映画祭NETPAC受賞、今年に入ってからは日本映画監督協会新人賞受賞など、快進撃は続いた。

それでも宣伝費がないことには変わりなく、監督、キャストが自らポスターを持って劇場周辺を練り歩き、チラシを一枚一枚配り、様ざまな場所でラップも披露。とにかく自分たちで動きまわったという。

賞の受賞、地道な宣伝活動。でも、何よりも作品の持つ力が凄かった。


背伸びせずに自分と重ね合わせられるストーリーと、リアリティを持った登場人物たちは、熱狂的なファンを作り、多くのリピータを生んだ。
夢や希望までも失いかけている中、どんなに痛々しく可笑しく思える状況であっても、初めて自分の語るべき言葉を紡ぎだすラストに胸を震わせた。 心に響いたファンたちは、『SRサイタマノラッパー』を大切に思い、口コミでさらなるファンを生み出していったのだ。

そんな2009年の邦画界を席巻した『SRサイタマノラッパー』が、遂に2010年5月28日にDVD化を果たした。
見逃した方はもちろん、タイトルだけは聞いたことがあるような…という方、青春映画を好きな方、一度でも夢を抱いたことのある方、HIPHOPに興味がある方も無い方も、ぜひとも手にとって欲しい。(観た方、「またアイツらに会いたい!」というお気持ち、お察しします。もちろん繰り返しご覧になってくださいませ。)
そして6月26日に新宿バルト9をメイン館(!)に全国順次公開される第2弾『SRサイタマノラッパー〜女子ラッパー☆傷だらけのライム』の劇場で会おうじゃないか。
一人でも多くの方に、「いつだって今ココからスタートできる!」と、このご時勢だからこそ思い起こして欲しい。



入江悠
入江悠監督に聞く
「監督にとってサイタマノラッパーとは?」

難しいなあ。とっても難しいお題ですよ、これは。
最近読んだ本で面白かったのに「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン)っていうのがあるんですけど、あの数学史上における世紀の大問題くらい難しいんじゃないかあ、と思います。 だって、僕でさえこの映画のすべてを分からないんですから。お客さんにそういう見方があるのか、と教えてもらって感銘を受けているほどです。
それか、あれですね。この前、ドイツの映画祭に行く際に「ドイツ史」(山川出版社)っていう分厚い本を買って持って行ったんですけど、ぜんぜん読み切れずに神聖ローマ帝国くらいでまだ止まっています。
なんでかっていうと、次々と新しい権力者が出てきて国の大きさも刻々と変わってくので、途中で頭がボーッとしちゃうからなんです。このお題はそんなヨーロッパの勢力図の遍歴くらい難しいと思いますよ。どこから観るかでぜんぜん変わってきちゃいますからね。
あと、僕は男兄弟の長男、しかも男子高校出身なんですけど、なんで女子がそんなにアボカドが好きなのか分からないのと同じくらい悩ましいお題です。
え?別に好きじゃない子もいるって?じゃあ、ますます難しいじゃないですか。もう頭がおかしくなりそうですよ。 でも、とにかくいろんな方に、できればラッパーと一番遠いとこにいる人にこそ観てもらいたい映画だということだけは、いちおう確信を持って言えます。

入江悠  Yu Irie
1979年、神奈川県生まれ。埼玉県・深谷市育ち。03年、日本大学芸術学部映画学科卒業。
大学在学中より映画や映像作品の制作を始め、短編『OBSESSION』(02)と短編『SEVEN DRIVES』(03)がゆうばり国際ファンタスティック映画祭のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門に2年連続入選し、05年には4本の短編を集めた短編集『OBSESSION』が池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開され、注目をあびた。冨永昌敬監督作品『パビリオン山椒魚』には演出部として参加。
06年に初の長編映画『JAPONICA VIRUS』が全国劇場公開。
2本目の長編『SRサイタマノラッパー』(09)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第13回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭最優秀アジア映画賞、第50回日本映画監督協会新人賞受賞。


『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』
『SRサイタマノラッパー2〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』

2010年6月26日 より 新宿バルト9ほか全国にて順次公開
配給:ティ・ジョイ
オフィシャルサイト:
http://sr-movie.com/

監督・脚本:入江悠
出演:山田真歩/ 安藤サクラ/ 桜井ふみ/ 増田久美子/ 加藤真弓/ 駒木根隆介/ 水澤紳吾/ 岩松了
『SR サイタマノラッパー』DVD
『SR サイタマノラッパー』DVD 発売中

発売・販売:アミューズソフトエンタテインメント
価格:¥3,990円(税込み)  品番:ASBY-4653
オフィシャルサイト:
http://sr1.sr-movie.com/

監督・脚本:入江悠
出演:駒木根隆介/ みひろ/ 水澤紳吾/ 奥野瑛太/ 杉山彦々/ 益成竜也/ 上鈴木伯周

→Amazonで購入
小説『SR サイタマノラッパー』
監督自ら、魂の小説化!!
『SR サイタマノラッパー』

著:入江悠
装画:若杉公徳

6月17日発売
定価:¥1258円(税込み)
発行:太田出版

→Amazonで購入

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©2009 ロサ映画社/ノライヌフィルム