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作品詳細

  • いれずみの男

    (原題:The Illustrated Man)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

若いウィリー(ロバート・デイヴィス)が、中年男のカール(ロッド・スタイガー)と出逢ったのは1933年の9月のことである。カールは、一見平凡な男であるが、足の先から、首まで、色彩豊かな肌絵(いれずみ)をほどこしていた。ただ、背中に1ヵ所だけ、白く残された素肌の部分があり、そこを見つめた人の未来の姿を、その場に現出させるという。そしてカールは、その肌絵を彫り込み、そのまま何処かへ、たぶん未来の中へ消えてしまった美しい女彫りもの師フェリシア(クレア・ブルーム)を20年このかた探しまわっているという。ウィリーは、そんな話は信じなかったが、カールの胸のあたりに彫られたアフリカの草原をみつめていると、たちまちのうちに現実となって大草原が現れた。それは21世紀のこと。試験管生殖の子供たちは精神磁波を通して感情教育をされる。だが破壊的な思考が爆発すると、両親をも殺してしまう。みると両親はカールとフェリシアではないか。そして健康管理の相談役である博士はウィリーではないか。3人の未来図なのであろうか?幻想が終わり再び1933年の田舎町に戻る。次にカールが指さすのはロケットの肌絵。またたくまに、31世紀が目の前に開ける。そこは雨が降りしきる惑星。不時着した4人の宇宙飛行士の中にはカールもウィリーもいる。だが降りしきる雨に耐えきれず3人は死んでしまう。残るはカール1人。やっと探した太陽ドームの中には女が1人。フェリシアであった。三たび現実に帰った。次は肩のあたりの赤い唇をみつめる。41世紀の世界だ。おそるべきガス星雲が地球をおおい、人類のほとんどが死滅。わずかな生存者の中にはカールとフェリシアの夫妻と、2人の子供たちもいる。そしてカールは倫理委員会の命令を守り、2人の子供を薬で殺す。怒り悲しむフェリシア…。四たび現実に帰った。その時ウィリーはカールの素肌の部分に、絞め殺されようとする自分の未来の姿を見てしまった。眠っているカールの頭を石を投げつけ、一目散に逃げ出した。血だらけのカールが、よろよろ後を追う。ウィリーは、自分の未来の死の運命から逃れられるだろうか。だが1933年の田舎町は、必死で彼を追うカールの背中の肌絵だけが、明るい太陽にもとで、妖しくきらめいている。



■解説

レイ・ブラッドベリの小説を、製作者でもあるハワード・B・クライチェックが脚色し、「動く標的」のジャック・スマイトが監督したSF。撮影は「フィニアンの虹」のフィリップ・ラスロップ、音楽は「猿の惑星」のジェリー・ゴールドスミス、美術をジョエル・シラー、衣装をアンシア・シルバート、編集をアーチー・マーシェクが担当した。なおスキン・イラストレイションはジェームズ・E・レイノルズ。出演はロッド・スタイガーとクレア・ブルームの夫妻、劇界出身で「暴力脱獄」の新人ロバート・デイヴィスほか。製作はハワード・B・クライチェックとテッド・マン。

  • 1969年6月7日 より

  • 配給:ワーナー
  • 製作国:アメリカ(1969)

■スタッフ

監督 ジャック・スマイト (Jack Smight)
脚本 ハワード・B・クライチェック (Howard B. Kreitsek)
原作 レイ・ブラッドベリ (Ray Bradbury)
製作 ハワード・B・クライチェック (Howard B. Kreitsek) テッド・マン (Ted Mann)
撮影 フィリップ・ラスロップ (Philip Lathrop)
美術 ジョエル・シラー (Joel Schiller)
音楽 ジェリー・ゴールドスミス (Jerry Goldsmith)
編集 アーチー・マーシェク (Archie Marshek)
衣裳 アンシア・シルバート (Anthea Sylbert)
刺青イラスト James E. Reynolds (James E. Reynolds)

■キャスト

俳優名 役名
ロッド・スタイガー (Rod Steiger)  Carl
クレア・ブルーム (Claire Bloom)  Felicia
ロバート・デイヴィス (Robert Davis)  Willie
ドン・ダビンス (Don Dubbins)  Pickard
ハーブ・エヴァース (Herb Evers)  Simmons
Christie Matckett (Christie Matckett)  Anna

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