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作品詳細
二重のまち/交代地のうたを編む
震災の記憶を手渡すワークショップから生まれた一作

■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。2018年、4人の若者たちが陸前高田を訪れる。被災地からは遠く離れた地からやってきた彼ら。震災前の街並みのことも、かさ上げ工事のあとにつくられた新しい街のことも知らない。ワークショップに参加した初対面の彼らは、現在の陸前高田の風景の中に身を置き、人々の声に耳を傾けながら対話し、画家・作家の瀬尾夏美が綴った「二重のまち」を朗読する。そして各々が自分たちで考え、自分たちの言葉で思いを伝えようとする。
■解説
東日本大震災後のボランティアをきっかけに活動を始め、人々の記憶や記録を未来へ受け渡す表現を続けているアートユニット、「小森はるか+瀬尾夏美」によるプロジェクトから生まれたドキュメンタリー作品。小森はるか監督は、『息の跡』(16)『空に聞く』(18)で被災者の声に耳を傾ける作品を発表している。作品中で朗読される「二重のまち」とは、かつてのまちの営みを思いながらあたらしいまちで暮らす2031年の人々の姿を、画家で作家の瀬尾夏美が想像して描いた物語だ。登場する4人は、陸前高田を拠点とするワークショップに集まった若者たち。活動を通じての彼らの変化を、小森はるか監督が克明かつ繊細に写しとっている。
2021年2月27日 より ポレポレ東中野、東京都写真美術館ホールほか全国にて順次公開
- 配給:東風
- 製作国:日本(2019)
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- ジャンル:
- ドキュメンタリー
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 小森はるか 瀬尾夏美 |
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■キャスト
俳優名 | 役名 |
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古田春花 | |
米川幸リオン | |
坂井遥香 | |
三浦碧至 |