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作品詳細

  • カジノ

    (原題:Casino)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

ラス・ヴェガス。サム・“エース”・ロススティーン(ロバート・デ・ニーロ)は天才的な賭博の才能を買われて、カジノのマネージャーとなり、辣腕を発揮して成功した。美しい女ハスラーのジンジャー(シャロン・ストーン)を見初めて結婚、豪奢な生活をはじめて栄華の日々だったが、年来の相棒、ニッキー・サントロ(ジョー・ペシ)が、ヴェガスに本拠地を移したことで事態は急変した。背景には、カジノに流れこむ大量の売上金を巧妙な手口で不法取得し、組織の資金源とする中西部のマフィアの存在があった。カジノの表向きの経営者、フィリップ・グリーン(ケヴィン・ポラック)も実際はマフィアの傀儡だったのだ。サムの不安をよそに、血の気が多いニッキーは、ボスたちの目が届かないことをいいことに弟のドミニクと押し込み強盗など暴挙の限りを尽くし、警察とFBIにマークされる。マフィアであるニッキーとのつながりを新聞に書き立てられた彼は怒り、これがもとでニッキーとの仲も悪くなる。不法所得のカネが減ってきたことを憂慮したマフィアのボス、レモ・ガッジ(パスクェイル・カジャーノ)らは配下をヴェガスの目付け役に送り込むが、これが裏目に。FBIは彼の店に盗聴器を仕掛け、そこでの会話がマフィアとカジノのつながりの決定的証拠となったのだ。ニッキーはもちろん、サムも終日FBIの監視下におかれ、もはや組織の崩壊は時間の問題に。さらに、ジンジャーが元恋人の小悪党レスター(ジェームズ・ウッズ)とよりを戻し、さらにはずみで何とニッキーと浮気をはじめるという最悪の事態に。ジンジャーは麻薬と酒に溺れ、徐々に自制を失い、やがてニッキーにも愛想をつかされて、家を飛び出す。そして夫婦の信頼の証にと、サムが彼女と共同名義で開いた貸し金庫のカネを持ち出すが、待ち受けていたFBIに検挙される。これを機に、マフィアと関係者の一斉逮捕がはじまる。ジンジャーは町の不良たちに暴行され、危険なドラッグを打たれたあげく、のたれ死んだ。前後して、マフィアのボスたちはカネの運び屋などの口封じを行なった。サムはある朝、愛車のキャデラックに乗り込んだところ、突如爆発が……だが奇跡的に彼は命拾いした。雲隠れしたニッキーは、組織に呼び出されて、指定場所のトウモロコシ畑の真ん中に赴く。しかし、相棒のフランク(フランク・ヴィンセント)らの手にかかり、弟ともども金属バットで全身をメッタ打ちにされ、生きたまま埋められた。……80年代初期。巨大企業がカジノを買収、ヴェガスは賭博の町からファミリー向けのレジャーランドへと化した。サムはプロの賭博師に戻った。



■解説

70年代のラス・ヴェガスを舞台に、カジノをめぐる表と裏の人間模様を描く大作ドラマ。監督は「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」のマーティン・スコセッシ。主演のロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、原作・共同脚本のニコラス・ピレッジはスコセッシがマフィアの実態を描いた問題作「グッドフェローズ」(90)で組んだ盟友。脚本は、ピレッジがカジノに関する本を書くため5年に及ぶ取材で得た資料を基に、スコセッシとピレッジが共同で執筆。ピレッジは脚本と同時進行で、原作のノンフィクション『カジノ』(邦訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)を書き上げた。製作はスコセッシとコンビ6作目となる「グリフターズ 詐欺師たち」などのバーバラ・デ・フィーナ、美術はフェデリコ・フェリーニ作品や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」などで知られるダンテ・フェレッティ、編集は「レイジング・ブル」(アカデミー編集賞受賞)以来コンビを組むセルマ・スクーンメイカー、タイトル・シークェンスは名手エレイン&ソウル・バス(96年に死去し、本作が遺作となった)で、以上5人は「エイジ・オブ・イノセンス」に引き続いての参加。撮影は「JFK」(アカデミー撮影賞受賞)のロバート・リチャードソン、衣裳はスコセッシとは「アフター・アワーズ」でも組んだ「アポロ13」のリタ・ライアックと「ニューヨーク・ストーリー」のジョン・ダンのコンビがそれぞれ担当。音楽監修はスコセッシとは「ラスト・ワルツ」で組んだ、元ザ・バンドのロビー・ロバートソンで、ローリング・ストーンズからディーボに至る70年代の様々なロック・ミュージック61曲の挿入曲が効果的に使用されスクリーンを彩る。主演はスコセッシとのコンビは5作目となるロバート・デ・ニーロ、本作でゴールデン・グローブ(ドラマ部門)主演女優賞を受賞した「クイック&デッド」のシャロン・ストーン、スコセッシとは「レイジング・ブル」「グッドフェローズ」(アカデミー助演男優賞受賞)と3作目になるジョー・ペシ。また、本人の役で歌手のフランキー・アヴァロンらが特別出演している。

  • 1996年4月20日 より

  • 配給:UIP
  • 製作国:アメリカ(1995)

■スタッフ

監督 マーティン・スコセッシ (Martin Scorsese)
脚本 ニコラス・ピレッジ (Nicholas Pileggi) マーティン・スコセッシ (Martin Scorsese)
原作 ニコラス・ピレッジ (Nicholas Pileggi)
製作 バーバラ・デフィーナ (Barbara De Fina)
撮影 ロバート・リチャードソン (Robert Richardson)
美術 ダンテ・フェレッティ (Dante Ferretti)
音楽監修 ロビー・ロバートソン (Robbie Robertson)
編集 セルマ・スクーンメイカー (Thelma Schoonmaker)
衣装デザイン リタ・ライアック (Rita Ryack) ジョン・ダン (John Dunn)
字幕 戸田奈津子 (Natsuko Toda)
題字 エレイン・バス (Elaine Bass) ソウル・バス (Saul Bass)

■キャスト

俳優名 役名
ロバート・デ・ニーロ (Robert De Niro)  SamAceRothstein
シャロン・ストーン (Sharon Stone)  Ginger McKenna
ジョー・ペシ (Joe Pesci)  Nicky Santoro
ジェームズ・ウッズ (James Woods)  Lester Diamond
ドン・リックルス (Don Rickles)  Billy Scherbert
アラン・キング (Alan King)  Andy Stone
ケヴィン・ポラック (Kevin Pollak)  Phillip Green
L・Q・ジョーンズ (L. Q. Jones)  Pat_Webb
フランク・ヴィンセント (Frank Vincent)  Frank Marino
ジョン・ブルーム (John Bloom)  Don Ward
パスクェイル・カジャーノ (Pasquale Cajano)  Remo Gaggi
Vinny Vera (Vinny Vera)  Artie Piscano
Oscar Goodman (Oscar Goodman)  Himself
フランキー・アヴァロン (Frankie Avalon)  不明
スティーヴ・アレン (Steve Allen)  不明
Jayne Medows (Jayne Medows)  不明
Jerry Vale (Jerry Vale)  不明

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