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作品詳細
青春の門 自立篇('77)
前作「筑豊編」に続く第二作目。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。「目をそらすな! 人間は目をつぶった瞬間にやられるんだ!」石井講師の怒声はピンポン球と共に唸りを生じて、次から次へと信介の顔をめがけて飛んで来る。昭和二十九年、信介は新しい世界に自由を求めて、早稲田大学に入学した。やがて、信介は奨学金を受けながら、石井講師の家に住みこみ、ボクシングの特殊な訓練を受けるようになっていた。ピンポン球はテニスボールになり、ついには石灰をまぶしたソフトボールになっていた。信介は、次々と飛んで来るそのボールをいつしか頬に石灰のあとを残すほど僅かによけて、決っして当らない技術を習得。同時に、目をつぶらない人生をも教えられた。入学当初の信介は、それこそ赤貧洗う如しという状態であった。
■解説
新しい世界に自由を求めて上京し、貧しい学生生活と友情の中で育つ信介を描く。脚本は「青春の門(1975)」の早坂暁と浦山桐郎の共同、監督も同作の浦山桐郎、撮影は「喜劇 百点満点」の村井博がそれぞれを担当。
- 配給:-
- 製作国:日本(1977)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 浦山桐郎 (Kirio Urayama) |
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脚本 | 早坂暁 (ハヤサカアキラ) 浦山桐郎 (Kirio Urayama) |
原作 | 五木寛之 (イツキヒロユキ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) 針生宏 |
撮影 | 村井博 (ムライヒロシ) |
美術 | 村木与四郎 (Yoshiro Muraki) |
音楽 | 真鍋理一郎 (マナベリイチロウ) |
録音 | 増尾鼎 |
照明 | 佐藤幸次郎 |
製作担当者 | 橋本利明 (ハシモトトシアキ) |
助監督 | 橋本幸治 (ハシモトコウジ) |
記録 | 梶山弘子 |
スチール | 石月美徳 |
製作宣伝 | 奥田和之 |
合成 | 三瓶一信 (Kazunobu Sanpei) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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田中健 (Ken Tanaka) | 伊吹信介 |
大竹しのぶ (オオタケシノブ) | 牧織江 |
いしだあゆみ (Ishida Ayumi) | カオル |
高橋悦史 (タカハシエツシ) | 石井 |
伊東辰夫 (イトウタツオ) | 緒方 |
高瀬春奈 (タカセハルナ) | 慶子 |
高山彰 (タカヤマアキラ) | 浜崎 |
梅宮辰夫 (Tatsuo Umemiya) | 人斬り英治 |
小林旭 (Akira Kobayashi) | 塙竜五郎 |
梢ひとみ (コズエヒトミ) | 初美 |
結城マミ (ユウキマミ) | ナオミ |
宇津宮雅代 (ウツノミヤマサヨ) | 石井俊子 |
岡田英次 (Eiji Okada) | 結城実 |
村上冬樹 (Fuyuki Murakami) | 結城家の執事 |
高橋信子 (タカハシノブコ) | 花月のおかみ |
小松方正 (コマツホウセイ) | 産婦人科医者 |
初井言栄 (ハツイコトエ) | 照葉のママ |
森下哲夫 (モリシタテツオ) | 照葉のバーテン |
鈴木芳太郎 | 銭湯の刺青男 |