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作品詳細
暗黒街の特使
(原題:The Moonshine War)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。徴税人のフランク(パトリック・マクグーハン)は、大統領が禁酒法をやめると約束した今、サン(アラン・アルダ)の密造ウィスキーの分け前にあずかろうと、ケンタッキーの山地へやって来た。愛人リザン(メロディ・ジョンソン)のホテルから電話で、歯医者で酒密造人のトールビー(リチャード・ウィドマーク)、トールビーの愛人ミリー(スーザン・ゼナー)、ガンマンのデュアル(リー・ヘイズルウッド)を呼びよせ、サンを訪問。彼の雇人のアーロン(ジョー・ウィリアムズ)らに酒の隠し場所を聞き出そうとしたが、サンにショット・ガンで追いかえされてしまう。そこでトールビーは土地の男キャスウェル(リチャード・ピーボディ)を抱き込み、その上、ギャングの一団を呼びよせ密造所を次々と襲う。その後、トールビーは口をふさぐため、キャスウェルとその場にいた保安官たちを殺す。いまや殺人まで犯したトールビー一派からフランクは手を引き、リザンの懇願で、サンの応援をすることになった。その彼に、退屈していたミリーも同行。ギャング一味はサンの家を取り巻いていたが、フランクとミリーは危うく家に駆け込み、サンやアーロンと合流することが出来た。やがてトールビーが集落の住人を人質にしたので、フランクもミリーを人質に仕立てたところ、デュアルは情容赦なく彼女を射殺。ここに至って、サンはフランクに納屋の地下にあるウィスキーの分配を約束し、トールビーに、ウィスキーは墓地に埋めてあると告げる。彼らはさっそく墓地を掘り起こし、ウィスキー樽の見える大きな穴の中に入っていこうとした。その時、サンの合図でフランクが電気のスイッチを引っ張ると、墓地は大爆発を起こし、トールビーをはじめギャング一味はことごとく吹き飛んだ。(MGM配給*1時間40分)
■解説
禁酒法時代、密造ウィスキーをめぐって展開されるギャング映画。製作はマーティン・ランソホフ、監督は「ホテル」のリチャード・クワイン。エルモア・レナードの同名小説を作者自身が脚色。撮影は「キャメロット」のリチャード・H・クライン、音楽は「おかしな二人」のニール・ヘフティ、美術はジョージ・W・デイヴィスとエドワード・C・カーファグノ、衣装はジェームズ・テイラーとエルバ・マーティーン、編集はアラン・ジェイコブスがそれぞれ担当。出演は「北極の基地・潜航大作戦」のパトリック・マクグーハン、「ガンファイターの最後」のリチャード・ウィドマーク、アラン・アルダ、歌手のリー・ヘイズルウッドとジョー・ウィリアムズ、「華麗なる週末」のウィル・ギア、「マンハッタン無宿」のメロディ・ジョンソン、新人のスーザン・ゼナー、リチャード・ピーボディなど。メトロカラー・パナビジョン。1970年作品。
1970年12月5日 より
- 配給:MGM
- 製作国:アメリカ(1970)
■スタッフ
監督 | リチャード・クワイン (Richard Quine) |
---|---|
脚色 | エルモア・レナード (Elmore Leonard) |
原作 | エルモア・レナード (Elmore Leonard) |
製作 | マーティン・ランソホフ (Martin Ransohoff) |
撮影 | リチャード・H・クライン (Richard H. Kline) |
美術 | ジョージ・W・デイヴィス (George W. Davis) エドワード・C・カーファグノ (Edward C. Carfagno) |
音楽 | ニール・ヘフティ (Neal Hefti) |
編集 | アラン・ジェイコブス (Allan Jacobs) |
衣装デザイン | ジェームズ・テイラー (James Taylor) エルバ・マーティーン (Elva Martene) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
パトリック・マクグーハン (Patrick McGoohan) | Frank |
リチャード・ウィドマーク (Richard Widmark) | Taulbee |
アラン・アルダ (Alan Alda) | Son_Martin |
リー・ヘイズルウッド (Lee Hazlewood) | Dual |
ジョー・ウィリアムズ (Joe Williams) | Aaron |
ウィル・ギア (Will Geer) | Sheriff_Baylor |
メロディ・ジョンソン (Melodie Johnson) | Lizann |
スーザン・ゼナー (Suzanne Zenor) | Miley |
リチャード・ピーボディ (Richard Peabody) | Caswell |