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作品詳細
湯を沸かすほどの熱い愛
死にゆく母の想いと、家族の愛
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。父が1年前にふらっと失踪し、今は休業状態の銭湯「幸の湯」。母・双葉は持ち前の明るさと強さを武器にパン屋でパートをしながら、娘の安澄を育てていた。ある日突然、「末期がんで余命わずか」と宣告を受ける。その日から双葉は「絶対にやっておくべきこと」をリスト化して実行する。まずは家出した夫を連れ帰り、家業の銭湯を再開させる。次に、気が優しすぎて、高校ではイジメの標的になっている娘を独り立ちさせること。
■解説
日本映画との縁が深い「モントリオール世界映画祭」に出品されたばかりの本作は、自主制作の前作『チチを撮りに』で、いきなり「ベルリン国際映画祭」への正式招待が決まるなど、海外からの評価が高い中野量太監督の商業映画デビュー作。主人公を演じる宮沢りえは、突然末期ガンを宣告され残り少ない命を精一杯生きる強い母を演じている。気弱な娘役には、2016年のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、三姉妹の末っ子を演じた杉咲花が好演を見せてくれる。頼りないけど憎めない父親を演じるのはオダギリジョー。死にゆく母と残された家族の物語は極めて普遍的なテーマだが、想像もつかない驚きのラストにオリジナリティが迸る会心作。
2016年10月29日 より 新宿バルト9ほか全国にて
- 配給:クロックワークス
- 製作国:日本(2016)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 中野量太 (ナカノリョウタ) |
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脚本 | 中野量太 (ナカノリョウタ) |
撮影 | 池内義浩 (イケウチヨシヒロ) |
照明 | 谷本幸治 |
美術 | 黒川通利 (クロカワトシミチ) |
録音 | 久連石由文 (クレイシヨシフミ.) |
音楽 | 渡邊崇 (ワタナベタカシ) |
主題歌 | きのこ帝国 (キノコテイコク) |
製作 | 藤本款 (フジモトイタル) 太田哲夫 村田嘉邦 篠田学 (シノダマナブ) 坂東浩二 |
エグゼクティブプロデューサー | 藤本款 (フジモトイタル) 福田一平 (フクダイッペイ) |
プロデューサー | 深瀬和美 若林雄介 (ワカバヤシユウスケ) |
アソシエイトプロデューサー | 柳原雅美 (ヤナギハラマサミ) |
キャスティングディレクター | 杉野剛 (スギノツヨシ) |
装飾 | 三ツ松けいこ (ミツマツケイコ) |
音響効果 | 松浦大樹 |
ヘアメイク | 千葉友子 酒井夢月 |
衣裳 | 加藤麻乃 |
編集 | 高良真秀 |
題字 | 高良真秀 |
VFXスーパーバイザー | 大萩真司 |
助監督 | 塩崎遵 (シオザキジュン) |
ポストプロダクションプロデューサー | 塩崎遵 (シオザキジュン) |
ラインプロデューサー | 大熊敏之 (オオクマトシユキ) |