映画検索
作品詳細
お吟さま('78)
今東光原作の同題名小説の映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。秀吉の茶頭・千利休の娘・吟は、五年ぶりにキリシタン大名高山右近を、父の名代で高槻城へ訪ねた。吟は二十歳になる今日まで嫁入りもせず、幼なじみの右近を慕い続けてきたのだったが、妻のある右近はキリシタンの教えにそむいてまで、吟の思いを受け入れようとはしなかった。利休は大阪城で、石田三成から吟の縁談を持ちかけられる。気の進まぬ吟は、高槻から明石へお国替え中の右近に心中をうちあけるが、彼は冷たくあしらうのだった。万代屋宗安に嫁いだものの、吟の右近に対する思いは増すばかりであった。天正十五年十月、北野の大茶の湯が催された際、吟の美貌に秀吉は激しく心を動かされる。三成と宗安は、吟を秀吉に差し出し、おのれの栄達を画策する。一方、キリシタン禁制の布令で身を隠していた右近のもとへ、吟は馬を走らせ、御身の危急を知らせる。
■解説
茶道の名匠・千利休の娘・吟の悲恋を描く、今東光原作の同題名小説の映画化。脚本は「京舞・四世井上八千代」の依田義賢、監督は「北の岬」の熊井啓、撮影は「ねむの木の詩がきこえる」の岡崎宏三がそれぞれ担当。
- 配給:-
- 製作国:日本(1978)
-
- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 熊井啓 (Kei Kumai) |
---|---|
脚本 | 依田義賢 (ヨダヨシカタ) |
原作 | 今東光 (コントウコウ) |
企画 | 大和新社株式会社 |
製作 | 松本常保 大志万恭子 下条宗夫 (シモジョウ) |
制作補 | 井上徳太郎 (イノウエトクタロウ) 内山甲子郎 (ウチヤマコウシロウ) |
撮影 | 岡崎宏三 (Kozo Okazaki) |
美術 | 木村威夫 (Takeo Kimura) |
音楽 | 伊福部昭 (イフクベアキラ) |
録音 | 橋本泰夫 (ハシモトヤスオ) 太田六敏 |
照明 | 下村一夫 (シモムラカズオ) |
編集 | 中静達治 |
助監督 | 宮川孝至 (ミヤガワタカヨシ) 辻井康一 (ツジイヤスカズ) |
スチール | 岩井隆志 |
時代考証 | 林美一 |
協力 | 株式会社淡交社 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
志村喬 (シムラタカシ) | 千宗易利休 |
中野良子 (Ryoko Nakano) | お吟 |
梅野泰靖 (ウメノヤスキヨ) | 千道安 |
高橋長英 (Choei Takahashi) | 千少庵 |
岩崎加根子 (イワサキカネコ) | 千宗恩 |
二代目中村吉右衛門 (ナカムラキチエモン) | 高山右近 |
三船敏郎 (Toshiro Mifune) | 豊臣秀吉 |
伊藤孝雄 (イトウタカオ) | 石田三成 |
清川新吾 (キヨカワシンゴ) | 浅野長政 |
千葉敏郎 (チバトシオ) | 増田長盛 |
松本朝夫 (マツモトアサオ) | 長束正家 |
伴勇太郎 (バンユウタロウ) | 前田玄以 |
殿山泰司 (Taiji Tonoyama) | 安国寺恵瓊 |
加藤武 (Takeshi Kato) | 施薬院全宗 |
三井魔平 | おみの |
原田大二郎 (ハラダダイジロウ) | 万代屋宗安 |
原健策 (ハラケンサク) | 今井宗久 |
井口海仙 (Kaisen Iguchi) | 天王寺屋宗及 |
千政和 (センマサカズ) | 細川三斉 |
伊東亮英 (イトウ) | 住持 |
西村晃 (ニシムラコウ) | 神屋宗湛 |
中村敦夫 (ナカムラアツオ) | 山上宗二 |
岡田英次 (Eiji Okada) | 小西行長 |
南部彰三 (ナンブショウゾウ) | 高山ダリヨ |
遥くらら (ハルカクララ) | 右近の妻 |