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作品詳細
花荻先生と三太
青木茂の「三太物語」の映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。静かな鏡のような湖のある村。三太と定、留、お花ちゃんはこの村の学校に通っている仲良し仲間だった。三太は大変な悪戯者で、今日も学校へ行くのに、相模湖を泳いで行くといって定や、留、お花を心配させるのだった。やがて、この村の学校に花荻先生という、若くて可憐な女の先生が赴任して来た。花荻先生は東京の音楽学校の出身で、この美しい村の風景を歌に作ってみんなに教えてくれた。三太は、最初花荻先生のところへ青大将を捕らえて来たりして先生をおどろかしたが、段々に優しい先生と仲良しになった。そして、三太たちの仲間にとって花荻先生はなくてはならない人になった。そのうちに祭りがやって来た。町では花火があがり、大変なにぎわいだった。花荻先生も三太たちと一緒にお祭り見物に出かけて行った。博奕が好きで、いつも女房と大喧嘩をしてばかりいる音さん夫婦も、この夜は祭り酒によっばらっていい機嫌になっていた。祭りもすんだある日、花荻先生は校長先生によばれた。
■解説
ラジオで知られた青木茂の「三太物語」の映画化で、脚色は大黒登用士とある。監督は「西城家の饗宴」の鈴木英夫、撮影は「女王蜂(1952)」の渡辺公夫である。出演者は、民芸の新人津村愁子を主役花荻先生に起用、大橋弘の三太をはじめ、田中晋二、古市久巳、長澤みどりなどの子役に山田五十鈴をはじめ民芸の幹部級が助演している。
- 配給:-
- 製作国:日本(1952)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 鈴木英夫 (スズキヒデオ) |
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脚色 | 大黒東洋士 |
原作 | 青木茂 (アオキシゲル) |
企画 | 劇団民芸 |
製作 | 吉田美彦 (ヨシダヨシヒコ) |
撮影 | 渡辺公夫 (ワタナベキミオ) |
音楽 | 齋藤一郎 (Ichiro Saito) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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大橋弘 (オオハシヒロシ) | 三太 |
田中晋二 (タナカシンジ) | 定 |
古市久己 | 留 |
長澤みどり (ナガサワミドリ) | お花 |
津村悠子 (ツムラユウコ) | 花荻先生 |
加藤嘉 (カトウヨシ) | 音さん |
山田五十鈴 (Isuzu Yamada) | 音さんの女房 |
清水将夫 (シミズマサオ) | 校長先生 |
細川ちか子 (ホソカワチカコ) | 奥さん |
宇野重吉 (Jukichi Uno) | 村長 |
滝沢修 (Osamu Takizawa) | 強羅さん |
左卜全 (ヒダリボクゼン) | 仙爺 |
多々良純 (タタラジュン) | 三太の父 |
高野由美 (タカノユミ) | 三太の母 |
春日俊二 (カスガシュンジ) | 運転手 |
山内明 (ヤマウチアキラ) | 津野 |
小夜福子 (サヨフクコ) | 村の女A |
斎藤美和 (サイトウミワ) | 村の女B |