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作品詳細
恐妻党総裁に栄光あれ
青柳信雄が監督した喜劇
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。戦後、憲法によって男女同権が確立されて以来、日本には恐妻時代が訪れた。憲法学者藤原弘之進が、やがて男性が権利拡張運動を起す時代がやってこようと予言して死んでから数十年。ある日首相官邸で、弘之進の遺児藤原弘次郎博士を中心に与野党首脳部が集り、報道陣をシャット・アウトして秘密会議が開かれた。弘次郎博士を総裁に恐妻党を結成し、「亭主安全保障法案」を成立させる相談である。報道陣はこの会議の秘密を探ろうと躍起となった。東都タイムスの若山はこれが再軍備のための憲法改正問題に関係があるとにらんだ。そこで竹内文相の秘書早川鮎子にさぐりを入れ、重要秘密書類のコピーをとることに成功した。東都タイムスで男性達の陰謀を知った女房族は、藤原夫人鳥子を会長に女権防衛会を結成し、猛烈な巻きかえし作戦に出た。世の亭主たちは各々の家庭のベッドから追放されるという憂きめにあった。かくてわきかえる世論の注目をあびながら、「亭主安全保障法案」の国会票決の日がきた。
■解説
川内康範の原作を、原作者自身が脚色し、「サザエさんの赤ちゃん誕生」の青柳信雄が監督した喜劇。「若い素肌」の小泉福造が撮影した。
- 配給:-
- 製作国:日本(1960)
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- ジャンル:
- コメディ
■スタッフ
監督 | 青柳信雄 (アオヤギノブオ) |
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脚色 | 川内康範 (カワウチコウハン) |
原作 | 川内康範 (カワウチコウハン) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 小泉福造 |
美術 | 植田寛 |
音楽 | 宮内国郎 |
録音 | 刀根紀雄 (トネノリオ) |
照明 | 金子光男 (カネコミツオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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高島忠夫 (Tadao Takashima) | 若山春彦 |
白川由美 (シラカワユミ) | 早川鮎子 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 藤原弘之進博士 |
山本嘉次郎 (Kajiro Yamamoto) | 藤原弘次郎博士 |
沢村貞子 (サワムラサダコ) | 鳥子夫人 |
十朱久雄 (Hisao Toake) | 竹内文教大臣 |
久慈あさみ (クジアサミ) | よし子夫人 |
千葉信男 (チバノブオ) | 荒川委員長 |
清川虹子 (Nijiko Kiyokawa) | 増子夫人 |
田武謙三 (タブケンゾウ) | 三原国防大臣 |
森川信 (モリカワシン) | 大野木代議士 |
北川町子 (Machiko Kitagawa) | 花代夫人 |
菅原通済 (スガワラツウサイ) | 岩田首相 |
渡辺篤 (ワタナベアツシ) | 谷村外交大臣 |
一の宮あつ子 (イチノミヤアツコ) | あさ子夫人 |
沢村いき雄 (サワムライキオ) | 大川幹事長 |
水の也清美 (ミズノヤキヨミ) | 大川幹事長夫人 |
平凡太郎 (タイラボンタロウ) | 首相秘書官 |
丘寵児 | デスク |
堤康久 (ツツミヤスヒサ) | 横山 |
児玉清 (Kiyoshi Kodama) | 福沢 |
由利徹 (ユリトオル) | 運転手土屋 |
伊東隆 (イトウタカシ) | 荒川の子供治 |
向井淳郎 | テレビアナウンサーA |
橘正晃 | テレビアナウンサーB |
若水ヤエ子 (ワカミズヤエコ) | 巫女 |