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作品詳細
ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界
傷つき苦しんで、少女は大人になってゆく
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1960年代のロンドン。幼なじみのジンジャーとローザは17歳。どこへ行くのも何をするのも一緒の親友同士。けれど、このところ奔放なローザについて行けなくなってきたジンジャーは1人でノートに向かい詩を書くことが多くなっていた。折から世界はキューバ危機に揺れ、ジンジャーは反核運動に傾倒して行く。一方、ローザは家庭がありながら自由に生きるジンジャーの父ローランドに惹かれて行くのだった。
■解説
この矛盾に満ちた世界で生きることの不条理さに涙する主人公ジンジャー。撮影当時13歳だったエル・ファニングの見る者の心を捉えて放さない演技に圧倒される。生まれた時から一緒に育ってきた大の仲良しのローザと、自由を標榜し、あらゆる責任を回避して気ままに生きる大好きな父に裏切られ、ヒロインの心は粉々に砕け散るのだ。が、情けないほど愚かな大人たちを尻目に、聡明で内省的な少女は、勇敢にも現実から逃げることはない。『オルランド』『耳に届くは君の歌声』など独創的な物語と映像美が光る数々の名作を生み出してきた英国人女性監督サリー・ポッターが、繊細かつリアルに思春期の少女の心の揺れを描き出した秀作。
2013年8月31日 より シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開
- 配給:プレイタイム
- 製作国:イギリス=デンマーク=カナダ=クロアチア(2012)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | サリー・ポッター (Sally Potter) |
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脚本 | サリー・ポッター (Sally Potter) |
製作 | クリストファー・シェパード (Christopher Sheppard) アンドリュー・リトヴィン (Andrew Litvin) |
撮影 | ロビー・ライアン (Robbie Ryan) |
美術監督 | アンドレア・マシスン (Andrea Matheson) |
プロダクション・デザイン | カルロス・コンティ (Carlos Conti) |
音楽監修 | エイミー・アシュワース (Amy Ashworth) |
編集 | アナス・レフン (Anders Refn) |
衣裳デザイン | ホリー・ワディントン (Holly Waddington) |
キャスティング | アイリーン・ラム (Irene Lamb) ハイディ・レヴィット (Heidi Levitt) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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エル・ファニング (Elle Fanning) | ジンジャー |
アリス・イングラート (Alice Englert) | ローザ |
アレッサンドロ・ニヴォラ (Alessandro Nivola) | ローランド |
クリスティーナ・ヘンドリックス (Christina Hendricks) | ナタリー |
アネット・ベニング (Annette Bening) | ベラ |
ティモシー・スポール (Timothy Spall) | マーク |
オリヴァー・プラット (Oliver Platt) | |
ジョディ・メイ (Jodhi May) |