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作品詳細
共喰い
田中慎弥の芥川賞受賞作、青山真治が映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。昭和63年の山口県下関市。17歳の高校生・遠馬は、父・円と飲み屋街に勤める愛人・琴子と暮らしている。戦争で左手を失っている実の母・仁子は夫に愛想を尽かし、家を出て近所で魚屋を営んでいた。遠馬はある夜更け、父が琴子を殴りながら交わっているのを目撃する。自分が父の息子であり、忌まわしい同じ血が流れている事に恐怖感を抱き始めていた。そんなある日、遠馬は幼なじみの千種とのセックスで首を絞めてしまう…。
■解説
田中慎弥による芥川賞受賞作を、『サッド ヴァケイション』『東京公園』などの青山真治監督が映画化。昭和最後の夏の山口県下関市を舞台に、セックスの最中に相手を殴るという暴力的な性癖のある父をもった17歳の男子高校生の、“血と性”の物語。父に対する嫌悪感と、自分がその息子である事に苦悩する主人公の葛藤を映し出している。高校生・遠馬を演じるのは、『仮面ライダーW』でデビュー後、『王様とボク』などで存在感を見せている若手注目株の菅田将暉。日本映画界を牽引するベテラン、光石研と田中裕子が重厚な演技で脇を固めている。閉塞感の漂うただならぬ雰囲気、原作とは違うエンディングを用意した、荒井晴彦による脚本も噛み締めながら鑑賞したい。
2013年9月7日 より 新宿ピカデリーほか全国にて
- 配給:ビターズ・エンド
- 製作国:日本(2013)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 青山真治 (Shinji Aoyama) |
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脚本 | 荒井晴彦 (Haruhiko Arai) |
原作 | 田中慎弥 (タナカシンヤ) |
プロデューサー | 甲斐真樹 (カイマサキ) |
撮影 | 今井孝博 |
美術 | 清水剛 (シミズツヨシ) |
装飾 | 秋田谷宣博 (アキタヤノブヒロ) |
音楽 | 山田勳生 (ヤマダイサオ) 青山真治 (Shinji Aoyama) |
音響 | 菊池信之 (キクチノブユキ) |
照明 | 松本憲人 (マツモト) |
編集 | 田巻源太 |
衣裳 | 篠塚奈美 (シノヅカナミ) |
ヘアメイク | 田中マリ子 (タナカマリコ) |
アソシエイト・プロデューサー | 佐藤公美 (サトウクミ) |
制作担当 | 中村哲也 (ナカムラテツヤ) |
助監督 | 吉田亮 (ヨシダリョウ) |
特機 | 塩見泰久 (シオミヤスヒサ) |