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作品詳細
千年の愉楽
紀州の路地に溢れる命の讃歌
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。紀州の路地に生を受け、女たちに圧倒的な愉楽を与えながら、命の火を燃やしつくして死んでゆく、美しい中本の男たち。その血の真の尊さを知っているのは、彼らの誕生から死までを見つめ続けた路地の産婆・オリュウノオバだけである。年老いて、いまわの際をさまよい続けるオリュウの胸に、この路地に生を受け、もがき、命を溢れさせて死んでいった美しい男たちの物語が甦る。己の美しさを呪うように、女たちの愉楽の海に沈んでいった半蔵。火を噴くように生きていたいと切望し、刹那の炎に己の命を焼き尽くした三好。路地から旅立ち、北の地で立ち上がろうともがいて叩き潰された達男。生きよ、生きよ、お前はお前のまま、生きよと祈り続けたオリュウ。うたかたの現世で、生きて死んでいく人間を、路地の人間の生き死にを、見つめ続けたオリュウの声なき祈りが、時空を越えて路地の上を流れていく……。
■解説
紀州が生んだ鬼才・中上健次の代表作「千年の愉楽」を、若松孝二が映画化。時空を超えて路地の男たちの生き死にを見守るオリュウノオバを演じるのは、若松組の演出を知り尽くした名優・寺島しのぶ。そして、命を溢れさせていく美しい中本の男たちを高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太ら、旬の若手俳優たちが熱演。若松組常連となった井浦新、佐野史郎らがしっかりと脇を固める。(作品資料より)
2013年3月9日 より テアトル新宿ほか全国にて順次公開
- 配給:若松プロダクション・スコーレ株式会社
- 製作国:日本(2011)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 若松孝二 (Kouji Wakamatu) |
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脚本 | 井出真理 |
原作 | 中上健次 (ナカガミケンジ) |
企画 | 若松孝二 (Kouji Wakamatu) 昆絹子 |
プロデューサー | 若松孝二 (Kouji Wakamatu) 尾崎宗子 (オザキノリコ) 昆裕子 |
撮影 | 辻智彦 (ツジトモヒコ) 満若勇咲 (ミツワカユウサク) |
美術 | 増本知尋 (マスモト) |
音楽 | 中村瑞希 ハシケン (ハシケン) |
音楽プロデューサー | 高護 |
録音 | 福田伸 (フクダシン) |
照明 | 大久保礼司 (オオクボレイジ) |
編集 | 坂本久美子 (サカモトクミコ) |
衣裳デザイン | 宮本まさ江 (Masae Miyamoto) |
メイク | 小沼みどり (オヌマミドリ) |
キャスティング | 小林良二 (コバヤシリョウジ) |
ライン・プロデューサー | 大友麻子 (オオトモアサコ) |
助監督 | 大友太郎 冨永拓輝 (トミナガヒロキ) 瀧口亮二 |
特殊メイク | 森田誠 (モリタマコト) |
スチール | 岡田喜秀 (オカダヨシヒデ) |
メイキング | 木全哲 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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寺島しのぶ (Shinobu Terajima) | オリュウノオバ |
佐野史郎 (Shiro Sano) | 礼如 |
高良健吾 (Kengo Kora) | 半蔵 |
高岡奏輔 (Sosuke Takaoka) | 三好 |
染谷将太 (Shota Sometani) | 達男 |
山本太郎 (Taro Yamamoto) | |
井浦新 (Arata Iura) | 彦之助 |
原田麻由 (ハラダマユ) | ミツ |
増田恵美 (マスダエミ) | |
並木愛枝 (ナミキアキエ) | |
地曵豪 (ジビキゴウ) | |
安部智凛 (アベトモリ) | |
石橋杏奈 (Ishibashi anna) | ユキノ |
瀧口亮二 | |
岡部尚 (オカベナオ) | |
山岡一 (ヤマオカハジメ) | |
水上竜士 (Ryushi Mizukami) | |
岩間天嗣 (イワマタカツグ) | |
四代目中村雀右衛門 (Nakamura Jakuemon IV) | |
片山瞳 (カタヤマヒトミ) | |
月船さらら (ツキフネサララ) | |
渋川清彦 (シブカワキヨヒコ) | |
大西信満 (Shima Oonishi) | |
石田淡朗 (イシダタンロウ) | |
小林ユウイチ (コバヤシユウイチ) | |
大和田健介 (オオワダケンスケ) | |
真樹めぐみ (マキメグミ) | |
大西礼芳 (オオニシアヤカ) |