映画検索
作品詳細
湖の琴
田坂具隆が監督した文芸もの
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。若狭の山奥の貧農の家に生まれた栂尾さくは、糸とり女として親許を離れはるばる賤ケ岳の西山集落へやって来た。そこは三味線糸や琴糸の名産地で、そこで生まれる糸は人間の悲しみや喜びの涙で出来たという余呉湖の水で洗われるから、いい音色を出すと言われていた。さくの働く家の主人喜太夫もその妻鈴子も同僚たちも皆親切であった。それに同郷の男衆松宮宇吉がいて、難しい仕事を手にとるように教えてくれた。さくも宇吉の好意に感謝し、またふたりはいつしか慕いあうようになっていた。ふたりの想いが静かに燃えあがろうとしていた矢先、宇吉が兵役のため金沢へ行くことになった。さくは喜太夫夫妻の思いやりもあって、入営の日宇吉を駅まで送った。宇吉が去って間もなく、京都の有名な長唄師匠桐屋紋左衛門が糸とりの見学に来た。
■解説
水上勉の原作を「沓掛時次郎 遊侠一匹」の鈴木尚之が脚色し、「冷飯とおさんとちゃん」の田坂具隆が監督した文芸もの。撮影はコンビの飯村雅彦。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1966)
-
- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 田坂具隆 (Tomotaka Tasaka) |
---|---|
脚色 | 鈴木尚之 (スズキナオユキ) |
原作 | 水上勉 (ミズカミツトム) |
企画 | 岡田茂 (Shigeru Okada) 小川三喜雄 (オガワミキオ) 三村敬三 (ミムラケイゾウ) |
製作 | 大川博 (オオカワヒロシ) |
撮影 | 飯村雅彦 (イイムラマサヒコ) |
美術 | 鈴木孝俊 (スズキタカトシ) |
音楽 | 佐藤勝 (Masaru Sato) |
録音 | 野津裕男 |
照明 | 和多田弘 (ワタダヒロシ) |
編集 | 宮本信太郎 (ミヤモトシンタロウ) |
スチール | 中山健司 (ナカヤマケンジ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
佐久間良子 (Sakuma Yoshiko) | 栂尾さく |
中村嘉葎雄 (Katsuo Nakamura) | 松宮宇吉 |
二代目中村鴈治郎 (ナカムラガンジロウ) | 桐屋紋左衛門 |
山岡久乃 (ヤマオカヒサノ) | 鳥居まつ枝 |
千秋実 (チアキミノル) | 百瀬喜太夫 |
木暮実千代 (Michiyo Kogure) | 鈴子 |
樹木希林 (Kiki Kirin) | 巣雲加代 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 大原兼吉 |
岡田千代 (オカダチヨ) | 増子 |
宮園純子 (ミヤゾノジュンコ) | てる子 |
花澤徳衛 (ハナザワトクエ) | 源八 |
鳳玲子 (オオトリレイコ) | おせん |
浜村純 (ハマムラジュン) | 岩田嘉平 |
矢奈木邦二郎 (ヤナギクニジロウ) | 今井新助 |
岡安喜三七 | 福住藤次郎 |
那須伸太朗 (ナスシンタロウ) | 勇三郎 |
大月正太郎 (オオツキショウタロウ) | 彦一 |
村居京之輔 | 甲崎太助 |
東龍子 (アズマリュウコ) | 桐屋辰江 |
風見章子 (カザミアキコ) | たつ |
林三恵 (ハヤシミエ) | しげ子 |
波千鶴 (ナミチヅル) | はつ子 |
高松錦之助 (タカマツキンノスケ) | 早川新兵衛 |
島田秀雄 (シマダヒデオ) | 客 |
浪花五郎 (ナニワゴロウ) | 医者 |
高橋漣 | 町の娘(一) |
佐藤綾子 | 町の娘(二) |
美松艶子 | お仲 |
京町かおる (キョウマチカオル) | 女将 |
楠三千代 (クスノキミチヨ) | 女将 |