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作品詳細
十代の性典
島耕二監督 1953年作品
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。十七歳の高校生西川房江は生理日の変調からふっと同級生高梨英子の財布を盗み、これに不良学生がからんでようやく事件がうるさくなったところを、教師小野の温情ある処置で大過なきを得た。財布より発見された英子のラブ・レタアが学生達の口のはに上るが、英子は当の恋人−−上級生三谷かおるの心が最近大学生新田の上に移ったことを悲しんでいた。一方、事件以来何かと傷つきやすい房江は、路上で一万円の包みを拾う。すぐ届けようとは考えたものの、電燈料の欠納で集金人に頭を下げつづけの父の姿をみると、たまらなくなって一千円を抜き出す。そのまま届出ることができず、穴を埋める算段に心を痛めながら、街をさまよった。
■解説
企画及び脚本は「明日は日曜日」の土井逸雄と、脚本には須崎勝弥に赤坂長義が協力している。監督は「リンゴ園の少女」の島耕二、撮影は相坂操一の第一助手だった中川芳久の第一回担当である。出演者の主なものは、「街の小天狗」の若尾文子と見明凡太朗、「あの手この手」の津村悠子、「神州天馬侠(1952)」の沢村晶子と長谷部健、「ひめゆりの塔(1953)」の小田切みき、千田是也、東野英治郎、小沢栄などの俳優座幹部に、女医常安田鶴子、「二十の扉」の柴田早苗などの特別出演がある。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1953)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 島耕二 (Koji Shima) |
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脚本 | 須崎勝弥 (スザキカツヤ) 赤坂長義 (アカサカナガヨシ) |
企画 | 土井逸雄 (ドイイツオ) |
撮影 | 中川芳久 (ナカガワヨシヒサ) |
美術 | 高橋康一 (タカハシコウイチ) |
音楽 | 齋藤一郎 (Ichiro Saito) |
録音 | 米津次男 (ヨネヅツギオ) |
照明 | 柴田恒吉 (シバタツネキチ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
若尾文子 (Wakao Ayako) | 高梨英子 |
見明凡太朗 (Bontaro Miake) | 父啓之助 |
姫路リエ子 (ヒメジリエコ) | 母好子 |
松永倭文子 | 妹優子 |
赤野庫太郎 | 弟秀夫 |
南田洋子 (Yoko Minamida) | 西川房江 |
東野英治郎 (Eijiro Tono) | 父留吉 |
沢村晶子 (サワムラアキコ) | 三谷かおる |
千田是也 (センダコレヤ) | 父修平 |
鳩えり子 (ハトエリコ) | 母時子 |
津村悠子 (ツムラユウコ) | 中津川麻子 |
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa) | 父献太郎 |
長谷部健 (ハセベケン) | 新田尚樹 |
小田切みき (オダギリミキ) | 倉田町子 |
久保明 (Akira Kubo) | |
江原達怡 (エハラタツヨシ) |