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作品詳細
社長三代記
松林宗恵が監督したサラリーマンもの
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。福島電機工業は創立十周年を迎え、関西から初代社長未亡人ヨネと末娘トメ子も列席して、折しも盛大な祝賀会が催されていた。ヨネ未亡人の前に出ると、口も八丁、手も八丁の二代目社長啓太郎も子羊のよう。席上、トメ子が撮影した8ミリ映画が映写された。先代にドナられてペコペコしている啓太郎の惨めな恰好が写し出され、見入る社員達は笑いをこらえるのに苦労するといった有様。そんな中にあって、大場営業部長だけは、先代の姿が出て来ると、こみ上げる涙を押さえることが出来ないといった態である。その様子は、ヨネ未亡人をいたく感激させてしまった。さて、啓太郎は技術提携のため近々渡米する予定である。留守居をさせる厚子夫人のために、彼は休日の一日位は同伴で買物に出掛けねばならない。彼はこの役を秘書課長の長谷川に命じた。そして自分は止むを得ぬゴルフの大会があると偽って新橋芸者梅千代の許へ参じた。
■解説
「サザエさんの青春」の笠原良三の脚本を「青い山脈(1957)」「続青い山脈」のコンビ、松林宗恵が監督、小原譲治が撮影したサラリーマンもの。主演は「猫と庄造と二人のをんな」の森繁久彌、「続々大番 (怒涛篇)」の加東大介、「続サラリーマン出世太閤記」の小林桂樹、「青い山脈(1957)」の司葉子、「青春航路」の雪村いづみ、団令子、扇千景、それに越路吹雪、中田康子、トニー・谷など。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1958)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 松林宗惠 (Shue Matsubayashi) |
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脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 小原譲治 (オバラジョウジ) |
美術 | 村木与四郎 (Yoshiro Muraki) |
音楽 | 宅孝二 |
録音 | 西川善男 (ニシカワヨシオ) |
照明 | 西川鶴三 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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三好栄子 (ミヨシエイコ) | 福原ヨネ(富之助の妻会長) |
雪村いづみ (ユキムライヅミ) | 福原トメ子(末娘) |
森繁久彌 (Hisaya Morisige) | 浅川啓太郎(二代目社長) |
越路吹雪 (コシジフブキ) | 浅川厚子(啓太郎の妻) |
加東大介 (カトウダイスケ) | 大場太平(三代目社長) |
杉葉子 (スギヨウコ) | 大場まつ子(太平の妻) |
団令子 (ダンレイコ) | 大場春枝(長女) |
小林桂樹 (Keiju Kobayashi) | 長谷川清(社長秘書) |
英百合子 (ハナブサユリコ) | 長谷川ちよ(清の母) |
司葉子 (Tsukasa Yoko) | 中村明子(秘書課員) |
太刀川寛 (Hiroshi Tachikawa) | 松村俊夫(新入社員) |
三木のり平 (ミキノリヘイ) | 池田定吉(経理部長) |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 奥村(姉妹会社専務) |
中田康子 (ナカタヤスコ) | エミ(バーのマダム) |
扇千景 (オウギチカゲ) | 梅千代(新橋芸者) |
笹るみ子 (ササルミコ) | うさぎ(半玉) |
トニー谷 (トニータニ) | 通訳 |