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作品詳細
父よ母よ!
問題を起す子供たちを記者の眼を通して描く
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。江美の父は一流企業に勤める神経質な性格、母は人の心の痛みを気にしないタイプの人間だった。親の愛に飢えていた江美は、幼い頃から大人にかまってもらいたくてよく泣いた。中学生になると、彼女は髪を染め、マニキュアを塗り、夜の闇にさまよい出ていく。やがて、彼女はディスコで俊二という、やはり冷たい家庭で育った少年と知り合った。その三日後、オートバイ狂の俊二は事故で死んでしまう。二人の間にどんな魂のふれあいがあったのか。江美はこの少年についてあまり語らず、少年の死を機に彼女の反抗はエスカレートしていく。淳一の父は関西で手広く商売する会社の社長だ。淳一は幼稚園の頃から自立の芽をつまれ、過保護に育った。淳一の反抗は中学二年でピークをむかえ、暴力をふるい部屋に閉じ込もる。
■解説
問題行動を起す子供たちは、親や社会に何を訴えたいのだろうか。大人社会の中で、悩み、迷い、傷つく少年少女たちのエピソードを、取材する新聞記者の眼を通してドキュメンタリータッチで描く。齋藤茂男の同名の原作の映画化で、脚本、監督は「衝動殺人 息子よ」の木下恵介、撮影は「夜叉ヶ池」の小杉正雄がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1980)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 木下惠介 (Keisuke Kinoshita) |
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脚本 | 木下惠介 (Keisuke Kinoshita) |
原作 | 齋藤茂男 (サイトウシゲオ) |
製作 | 沢村国男 (サワムラクニオ) 斎藤守恒 |
撮影 | 小杉正雄 (コスギマサオ) |
美術 | 重田重盛 (シゲタシゲモリ) |
音楽 | 木下忠司 (キノシタタダシ) |
録音 | 島田満 松本隆司 (Ryuji Matsumoto) |
照明 | 佐久間丈彦 (サクマタケヒコ) |
編集 | 杉原よ志 (スギハラヨシ) |
助監督 | 横堀幸司 (ヨコボリコウジ) |
スチール | 野上哲夫 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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三原じゅん子 (ミハラジュンコ) | 多喜子 |
滝沢美幸 (タキザワミユキ) | 未沙 |
吉田康子 (ヨシダヤスコ) | 阿矢子 |
夏江麻岐 (ナツエマキ) | 江美 |
原千明 (ハラチアキ) | 俊二 |
入江則雅 (イリエノリマサ) | 淳一 |
佐藤敏江 (サトウトシエ) | 由香里 |
水野広 (ミズノヒロシ) | 喜久蔵 |
岡元達哉 (オカモトタツヤ) | 幸夫 |
石田純一 (イシダジュンイチ) | 冬樹 |
斉藤とも子 (サイトウトモコ) | 織江 |
加藤剛 (Go Kato) | 新聞記者 |
吉行和子 (Kazuko Yoshiyuki) | 阿矢子の母 |
中野誠也 (ナカノセイヤ) | P先生 |
奈良岡朋子 (Naraoka Tomoko) | 俊二の母 |
長門裕之 (Hiiroyuki Nagato) | 俊二の母の男 |
田村高廣 (Takahiro Tamura) | 淳一の父 |
岩崎加根子 (イワサキカネコ) | 淳一の母 |
河原崎国太郎 (カワラサキクニタロウ) | 児童心理学者 |
若山富三郎 (Tomisaburo Wakayama) | 浅川先生 |