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作品詳細
ミンボーの女
ヤクザに対峙するミンボーの女の戦いを描く
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。東京の名門ホテル、ロイヤルコートではサミットの開催を控えていたが、ヤクザの逗留を許しているという危機管理の甘さが理由で、その開催権をライバルホテルに奪われてしまう。ロイヤルコートの総支配人は、断固ヤクザを排除しよう試みるが、見事に失敗。仕方なく、民事介入暴力=“ミンボー”専門の女弁護士・井上まひるを雇う。女でありながらもミンボーのプロであるまひるは、知識と経験と胆力によって難事件を次々にさばいていき、そんなまひるの指導もあって、ホテルの従業員も次第にヤクザに対しての対応を心得、成長していくが・・・。
■解説
『あげまん』に続く、伊丹十三監督第6作目。「ミンボー」とは、警察用語で民事介入暴力、ヤクザのゆすり、たかり、おどしを意味する。超高級ホテルに居座り、あの手この手で恐喝し、金をゆすりとろうとする一味に対峙するミンボーの女の姿を描く。ミンボーの女こと井上まひるを演じるのは宮本信子。“マルサの女”以上の猛烈な早口で相手を翻弄する姿が可笑しい。映画公開当時、暴力団新法が施行された事もあり、伊丹作品最高のヒット作となったが、映画公開直後、映画の内容に不満を持った暴力団に伊丹監督が襲われ、刃物で顔などを切られる事件が起きている。伊丹監督は、事件後、「私はくじけない。映画で自由を貫く」と宣言した。
- 配給:-
- 製作国:日本(1992)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 伊丹十三 (Juzo Itami) |
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脚本 | 伊丹十三 (Juzo Itami) |
製作 | 玉置泰 |
プロデューサー | 細越省吾 |
撮影 | 前田米造 (マエダヨネゾウ) |
美術 | 中村州志 (ナカムラシュウジ) |
音楽監督 | 立川直樹 (Naoki Tachikawa) |
音楽 | 本多俊之 (ホンダトシユキ) |
録音 | 小野寺修 (オノデラオサム) |
照明 | 矢部一男 (ヤベカズオ) |
編集 | 鈴木晄 (スズキアキラ) |
助監督 | 山川元 (ヤマカワゲン) |
スチール | 野上哲夫 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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宮本信子 (Miyamoto Nobuko) | 井上まひる |
宝田明 (Akira Takarada) | 総支配人 |
大地康雄 (Yasuo Daichi) | 鈴木勇気 |
村田雄浩 (Takehiro Murata) | 若杉太郎 |
三谷昇 (ミタニノボル) | フロント課長 |
渡辺哲 (Tetsu Watanabe) | 明智 |
大滝秀治 (Hideji Otaki) | プールの老人 |
伊東四朗 (Shiro Ito) | 入内島 |
中尾彬 (Akira Nakao) | 伊場木 |
我王銀次 (ガオウギンジ) | 若頭 |
ガッツ石松 (Guts_Ishimatsu) | プールのヤクザ |
流山児祥 (リュウザンジショウ) | ロビーの組長 |
小松方正 (コマツホウセイ) | 花岡組組長 |
津川雅彦 (Masahiko Tsugawa) | 外務省高官 |
三宅裕司 (Yuji Miyake) | 百万ドルの笑顔のフロントマン |
結城美栄子 (ユウキミエコ) | 総支配人夫人 |
柳生博 (ヤギュウヒロシ) | 総支配人のゴルフの連れ |
矢崎滋 (Shigeru Yazaki) | 裁判官 |
柳葉敏郎 (Toshiro Yanagiba) | 鉄砲玉 |