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作品詳細
恋にめざめる頃
「妻よ薔薇のやうに」の再映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。山本君子は、母悦子のもとに明るく美しく成長したが、まだ父俊作を見たことがなかった。君子は、会社の男子社員の関心の的、小泉、松木、河島らは、彼女の心を射とめようと必死だった。しかし、君子には父親を慕う気持が強く、彼らに友だち以上のものを感じなかった。父の俊作は、福島の片田舎で温泉芸者と一緒になり今では子供もいるという。そして時々送金してよこす俊作を思い出して悦子は“いく年をわれに冷たき人ながら春来と聞けば恋しかりける”などと、詠んだりした。君子は、恋歌を作って自分を誤魔化している母が、じれったかった。叔母のとみは、死にもの狂いで連れ戻せばいいんだ、とも言った。
■解説
昭和十年PCLで映画化された成瀬巳喜男脚本・監督の「妻よ薔薇のやうに」の再映画化。原作は中野実の『二人妻』。脚色は大野靖子で、時代を現代におきかえ、娘の目からみた父親像が今度の作品の焦点になっている。監督は「街に泉があった」でデビューした浅野正雄。撮影は「コント55号 世紀の大弱点」を担当した中井朝一。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1969)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 浅野正雄 (アサノマサオ) |
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脚本 | 成瀬巳喜男 (ナルセミキオ) 大野靖子 (オオノヤスコ) |
原作 | 中野実 (ナカノミノル) |
製作 | 金子正且 |
撮影 | 中井朝一 (Asakazu Nakai) |
美術 | 竹中和雄 (タケナカカズオ) |
音楽 | 八木正生 |
録音 | 伴利也 (バントシヤ) |
照明 | 森弘充 (Hiromitsu Mori) |
編集 | 武田うめ (タケダウメ) |
スチール | 石月美徳 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
酒井和歌子 (Sakai Wakako) | 山本君子 |
土屋嘉男 (ツチヤヨシオ) | 山本俊作 |
草笛光子 (Kusabue Mitsuko) | 山本悦子 |
東山敬司 (ヒガシヤマケイジ) | 小泉精二 |
山本紀彦 (ヤマモトノリヒコ) | 松木透 |
川上大輔 (カワカミダイスケ) | 河島準一 |
大橋一元 | ある青年 |
斉藤宜丈 | 修吉 |
高橋紀子 (タカハシノリコ) | 弓子 |
市原悦子 (Ichihara Etsuko) | 雪子 |
長野ゆかり (ナガノユカリ) | 静枝 |
小栗一也 (オグリカズヤ) | 新吾 |
文野朋子 (フミノトモコ) | とみ |
赤木春恵 (アカギハルエ) | 吉田夫人 |
ひし美ゆり子 (ヒシミユリコ) | 啓子 |
阿部京子 (アベキョウコ) | 知子 |
内山みどり (ウチヤマミドリ) | 悦子の弟子 |
記平佳枝 (キヒラヨシエ) | 家政婦芳江 |
大前亘 | 技師A |
鈴木治夫 (スズキハルオ) | 技師B |
高橋厚子 (タカハシアツコ) | 新婦 |
大沢健三郎 (オオサワケンザブロウ) | 若者 |