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作品詳細
時雨の記
中年女性の純愛をしっとり描いた恋愛ドラマ
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。昭和が終わりを告げようとしていた頃。明和建設の専務・壬生孝之助は、20年ぶりに堀川多江の姿をあるホテルのパーティ会場に認めた。多江とはかつて一度だけ会社の会長の葬式で会っただけの間柄だったが、彼は彼女のことをずっと忘れないでいたのだ。この運命的な出逢いを機に、壬生は彼女の家を頻繁に訪問したり、彼女を食事に誘ったりと積極的な行動に出るようになる。一方、夫を亡くし生け花教室を開いてひとり慎ましく鎌倉に暮らしていた多江も、初めは戸惑いを隠せなかったが、一途な壬生の性分に好感を抱くようになっていた。だが、どんなに逢瀬を重ねても、ふたりの関係は口づけを越えることはなかった。
■解説
若い頃に見初めた女性との20年ぶりの再会に愛を燃やす中年男性と、そんな彼の一途な想いに深い理解を示していく中年女性の純愛をしっとりと描いた恋愛ドラマ。監督は「日本一短い『母』への手紙」の澤井信一郎。中里恒子の同名小説を基に、「日本一短い『母』への手紙」の伊藤亮二と澤井監督自身が共同脚色。撮影を「誘拐」の木村大作が担当している。主演は「霧の子午線」の吉永小百合と「誘拐」の渡哲也。尚、ふたりの共演は「愛と死の記録」以来、29年ぶりとなる。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第9位。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1998)
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- ジャンル:
- ラブ・ストーリー
■スタッフ
監督 | 澤井信一郎 (サワイシンイチロウ) |
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脚色 | 伊藤亮二 (イトウリョウジ) 澤井信一郎 (サワイシンイチロウ) |
原作 | 中里恒子 (ナカザトツネコ) |
企画 | 黒澤満 (クロサワミツル) 村上光一 (ムラカミコウイチ) |
プロデューサー | 六鹿英雄 久板順一朗 (ヒサイタジュンイチロウ) 岡田裕 (Yutaka Okada) 松下千秋 (マツシタチアキ) 服部紹男 (ハットリツギオ) |
撮影 | 木村大作 (Daisaku Kimura) |
美術 | 桑名忠之装飾 (クワナタダユキソウショク) |
音楽 | 久石譲 (ヒサイシジョウ) |
録音 | 桑名忠之装飾 (クワナタダユキソウショク) |
音響効果 | 伊藤進一 小島彩 |
照明 | 桑名忠之装飾 (クワナタダユキソウショク) |
編集 | 桑名忠之装飾 (クワナタダユキソウショク) |
衣裳 | 越智雅之 (オチマサユキ) |
スタイリスト | 村井緑 (ムライミドリ) 宮本まさ江 (Masae Miyamoto) |
製作担当 | 大塚泰之 (オオツカヤスユキ) |
助監督 | 隅田靖 |
スクリプター | 桑原みどり |
スチール | 渋谷典子 (シブヤノリコ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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吉永小百合 (Sayuri Yoshinaga) | 堀川多江 |
渡哲也 (Tetsuya Watari) | 壬生孝之助 |
佐藤友美 (サトウトモミ) | 壬生佳子 |
林隆三 (Ryuzo Hayashi) | 庄田 |
原田龍二 (Ryuji Harada) | 壬生浩二 |
天宮良 (Ryo Amamiya) | 田村 |
岩崎加根子 (イワサキカネコ) | 小早川奈津 |
細川直美 (ホソカワナオミ) | 古谷悠子 |
裕木奈江 (Yuki Nae) | 井川朋子 |
山辺有紀 | 雅代 |
倉田てつを (クラタテツヲ) | 壬生利之 |
白鳥夕香 (シラトリ) | 壬生晴美 |
佐藤允 (Makoto Sato) | 沼田 |
前田吟 (Gin Maeda) | 祖父江 |
徳井優 (Yu Tokui) | 魚屋 |
神山繁 (Shigeru Koyama) | 野村 |
津村鷹志 (ツムラタカシ) | 三田 |