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作品詳細
夢売るふたり
西川美和監督、待望の長編第4作
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。東京の片隅で小料理屋を営む貫也と妻の里子。店は小さいながらも繁盛していたが、調理場からの失火が原因の火事で全てを失ってしまう。絶望して酒びたりの日々を送っていた貫也はある日、常連客だった玲子と再会、酔った勢いで一夜を共にしてしまう。その事を知った里子は、結婚詐欺で金をだまし取る事を思いつく。店を再開するための資金を稼ぐために貫也は、出版社OL、重量挙げ選手、デリヘル嬢などに言葉巧みに次々と接近する。
■解説
『ゆれる』や『ディア・ドクター』など、人間の深層心理に肉薄し、人間の心の闇をえぐり出すような作品で定評のある西川美和監督作。ある夫婦が火事で全てを失った事から始めた結婚詐欺を繰り返すうちに、本人ですら自覚していなかった己の深層心理と、お互いが知らなかった相手の本性に気づいていくさまが、可笑しくて恐ろしい。物語の軸となる夫婦を演じるのは松たか子と阿部サダヲ。松演じる気立てのよい妻が、心の奥に眠っていた悪意に目覚める瞬間の背筋が凍るような恐ろしさは、彼女の演技力の賜物だ。田中麗奈や鈴木砂羽、木村多江らが結婚詐欺の“対象”となる女たちを演じるという、キャストの豪華さも本作のウリのひとつ。
2012年9月8日 より 新宿ピカデリーほか全国にて
- 配給:アスミック・エース
- 製作国:日本(2012)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 西川美和 (Miwa Nishikawa) |
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脚本 | 西川美和 (Miwa Nishikawa) |
原案 | 西川美和 (Miwa Nishikawa) |
企画 | 佐々木史朗 (ササキシロウ) |
撮影 | 柳島克己 (ヤナギジマカツミ) |
美術 | 三ツ松けいこ (ミツマツケイコ) |
音楽 | モアリズム (morerhythm) |
録音 | 白取貢 (シラトリミツグ) |
照明 | 鈴木康介 (スズキコウスケ) |
編集 | 宮島竜治 (ミヤジマリュウジ) |
衣裳デザイン | 小林身和子 (コバヤシミワコ) |
ヘアメイク | 酒井夢月 |
制作担当 | 白石治 (シライシオサム) |
助監督 | 久万真路 (クマシンジ) |
スクリプター/記録 | 中西桃子 (ナカニシモモコ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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松たか子 (Takako Matsu) | 市澤里子 |
阿部サダヲ (Sadao Abe) | 市澤貫也 |
田中麗奈 (Tanaka Rena) | 棚橋咲月 |
鈴木砂羽 (Sawa Suzuki) | 睦島玲子 |
安藤玉恵 (アンドウタマエ) | 太田紀代 |
江原由夏 (エバラユカ) | 皆川ひとみ |
木村多江 (Kimura Tae) | 木下滝子 |
やべきょうすけ (ヤベキョウスケ) | |
大堀こういち (オオホリコウイチ) | |
倉科カナ (クラシナカナ) | |
伊勢谷友介 (Yusuke Iseya) | 太田治郎 |
古舘寛治 | |
小林勝也 (コバヤシカツヤ) | |
香川照之 (Teruyuki Kagawa) | 外ノ池俊作/明浩 |
笑福亭鶴瓶 (Syofukutei Tsurube) | 堂島哲治 |
山中崇 (ヤマナカタカシ) | 日野洋太 |