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作品詳細
未知との遭遇 ファイナル・カット版
(原題:Close Encounters of the Third Kind: Director's Cut Edition)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。砂漠。砂塵の中に第二次世界大戦に使われたらしい戦闘機の姿がみえる。それは、真新しく、20数年前の消失当時と同じ姿だ。調査団一行のリーダー、ラコーム(フランソワーズ・トリュフォー)により、発見の様子は語られる。又、インディアナポリスの交信コントロール・センターのスクリーンに未確認飛行物体の姿が写し出され、TWA機より、不思議な物体を見たという連絡が入る。同じ頃、インディアナ州のある人里離れた一軒家に奇妙な事が起こる。バリー(ケイリー・グッフィ)という少年が、周囲の物が震動するので目をさまし、何物かに引かれるように家をとびだしていったのだ。母親ジリアン(メリンダ・ディロン)は、彼のあとを追う。そして、一方、同じ町に住む電気技師ロイ(リチャード・ドレイファス)は、この一帯の停電を調べるため車を走らせていた。そこへ恐ろしい光が……。ロイは、この光を追い、バリーやジリアンに出会う。そしてUFOらしき光が空を横切った。やがて、ロイは怪光にに夢中となり、会社もクビとなり、妻ロニー(テリー・ガー)と子供達にまで逃げられる。またラコーム達は、UFOとのコミュニケーションの可能性を見い出す。ジリアンは失踪したバリーをさがし、一方ロイはこの異常なミステリーの原因を解こうとした。そして、ロイのイメージは『山』にひっかかり、その山の模型を作るようになる。ジリアンも自らのイメージの山の絵を描き、それは、ワイオミング州にあるデビルズ・タワーであることがはっきりした。そして今、その山は、毒ガス発生のため付近の住民に避難命令が下されていたのだ。そしてその山こそは、今までこの怪事件に出会った人々のイメージの中の山だった。そう、これこそがUFO、つまり異星人との接触が予定されていた地点なのだ。政府はこれを隠そうとしている。この出来事をひろめてはならない。だが、ロイとジリアンは追手をふりきり、ついに、このデビルズ・タワーに登る。そして、そこで見たものは。そして、ここで彼らが経験したものは、今まで人類が誰一人として経験したことのないことであった−−大きなUFOの母船(マザー・シップ)が降りてくる。その輝くばかりの船体。そして、今まで行方不明であった人々がその中より降りてくる。あの戦闘機の乗員が、あのバリーが降りてくる。やがて、ぼんやりとした中から、手の長い異星人が降りてくる。そして異星人は、今しずかに人類に向かってほほえみかける。人類史上初の異星人との触合、この一瞬に人々はたちつくす。やがて、ロイも含めた地球人の代表団は、母船に乗りこむ。彼ら異星人の星へ行くために。間もなく、ひかりかがやく母船は静かに上昇していく。そして今、人類は新たなる世紀の時へ歩もうとしているのだった…。
■解説
地球人と異星人との接触を感動的に描き世界的な大ヒットを記録した作品を、製作25周年を記念して、監督のスティーブン・スピルバーグ自身が再々編集し直した傑作SFファンタジー巨編。1977年のオリジナル版をベースに、1980年の「特別編」で加えられたゴビ砂漠のシーンなどを加え再編集している。「特別編」の目玉であったマザーシップ内部のシーンは今回は省かれている。監督・脚本は「マイノリティ・リポート」のスティーブン・スピルバーグ。出演は「クライム&ダイヤモンド」のリチャード・ドレイファス、「リュミエールの子供たち」のフランソワ・トリュフォー、「ミスター・マム」のテリー・ガー、「マグノリア」のメリンダ・ディロンほか。ビデオグラムでのみリリースされた。
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 製作国:アメリカ(2002)
■スタッフ
監督 | スティーヴン・スピルバーグ (Steven Spielberg) |
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脚本 | スティーヴン・スピルバーグ (Steven Spielberg) |
製作 | ジュリア・フィリップス (Julia Phillips) マイケル・フィリップス (Michael Phillips) |
撮影監督 | ヴィルモス・ジグモンド (Vilmos Zsigmond) |
追加撮影 | ウィリアム・A・フレイカー (William A. Fraker) ダグラス・スローカム (Douglas Slocombe) ジョン・A・アロンゾ (John A. Alonzo) ラズロ・コヴァックス (Laszlo Kovacs) フランク・スタンレー (Frank Stanley) |
美術監督 | ダニエル・ロミノ (Daniel Lomino) |
プロダクションデザイン | ジョー・アルヴス (Joe Alves) |
セット | フィル・アブラムソン (Phil Abramson) |
音楽 | ジョン・ウィリアムス (John Williams) |
音響効果スーパーバイザー | フランク・ワーナー (Frank Warner) |
編集 | マイケル・カーン (Michael Kahn) |
アソシエイト・プロデューサー | クラーク・ペイロウ (Clark Paylow) |
特殊撮影効果 | ダグラス・トランブル (Douglas Trumbull) |
特殊効果コンセプト | スティーヴン・スピルバーグ (Steven Spielberg) |
技術顧問 | ドクター・J・アラン・ハイネック (Dr. J. Allen Hynek) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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リチャード・ドレイファス (Richard Dreyfuss) | Roy Neary |
テリー・ガー (Teri Garr) | Ronnie Neary |
ケイリー・グッフィ (Cary Guffey) | Barry Guiler |
フランソワ・トリュフォー (Francois Truffaut) | Claude Lacombe |
ボブ・バラバン (Bob Balaban) | David Laughlin |
J・パトリック・マクナマラ (J. Patrick McNamara) | Project Leader |
ウォーレン・ケマーリング (Warren Kemmerling) | Wild Bill |
ロバーツ・ブロッサム (Roberts Blossom) | Farmer |
フィリップ・ドッズ (Phillip Dodds) | Jean Claude |
ショーン・ビショップ (Shawn Bishop) | Brad Neary |
エイドリアン・キャンベル (Adrienne Campbell) | Silvia Neary |
ジャスティン・ドレイファス (Justin Dreyfuss) | Toby Neary |
ランス・ヘンリクセン (Lance Henriksen) | Robert |
メリル・コナリー (Merrill Connally) | Tean Leafer |
ジョージ・ディセンゾ (George DiCenzo) | Major Benchley |