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作品詳細
MY HOUSE
堤幸彦監督が「本当に撮りたかった映画」
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。鈴本さんと相棒のスミちゃんは、都会の公園の一角に家を建てて暮らしている。それは組み立て式で、どこへでも自由に移動できる画期的な“家”。鈴本さんは自転車で収拾して回ったアルミ缶を現金に換え、生活に必要なものはすべて廃品で賄うという、ほぼ0円で生活を成り立たせていた。その一方、エリートコースを目指す中学生ショータや人嫌いで潔癖症の主婦トモコがいる。決して交わるはずのなかった彼らが、ある事件をきっかけに交錯していく……。
■解説
「20世紀少年」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを手掛けてきた堤幸彦が、構想5年、坂口恭平の著書「TOKYO 0円ハウス0円生活」「隅田川のエジソン」をもとに、本当に撮りたかったという作品。大都会の片隅で自由に生きるホームレスの人々の生活を、エリートコースのレールが敷かれた中学生、過剰な潔癖性の母親らの姿を対比させながら、モノクロームの映像で描き出す。路上生活者の生きざまを通して「社会に対して思うことを作品に反映させてみたい」と語る意欲作だ。主人公に扮するのは、これまでに6枚のソロアルバムをリリースしているシンガーソングライターのいとうたかお。堤監督が舞台としてこだわったという、故郷・名古屋の街の姿も興味深い。
2012年5月26日 より 新宿バルト9ほか全国にて
- 配給:キングレコード、ティ・ジョイ
- 製作国:日本(2011)
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- ジャンル:
- ドラマ
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