映画検索
作品詳細
絞殺
息子を父親が絞殺。実際の事件を基に映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。ある夜明け、狩場保三は、熟睡中の息子、勉を絞殺した。妻の良子は、ふるえながら夫の顔を見つめていた。一瞬、良子の脳裡に、勉との楽しかった日々の数々がパノラマのように浮かんで消えた。夫婦は、息子を一流高校に入れるため、校区に家族で転居し、ある駅前でスナックを経営していた。保三が勉に話すことは、東大へ入るんだ、エリートコースを踏みはずすなということのくり返しであった。勉はクラスメートの初子に好意を寄せており、ある日、デートに誘い、彼女を犯そうとするが、猛烈な抵抗にあって失敗する。初子は再婚の母の連れ子で、母の病死後、義父に犯され、それ以来関係を続けていた。ある日、勉がその現場を目撃してしまった。
■解説
突然暴力をふるいだした有名高校に通う息子を、生命の危険に脅やかされた父親が耐えかねて絞殺したという実際に起った事件をもとに映画化。脚本・監督は「竹山ひとり旅」新藤兼人、撮影は「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」の三宅義行がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1979)
-
- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 新藤兼人 (Kaneto Shindo) |
---|---|
脚本 | 新藤兼人 (Kaneto Shindo) |
企画 | 多賀祥介 能登節雄 (ノトセツオ) |
製作 | 新藤兼人 (Kaneto Shindo) |
撮影 | 三宅義行 (ミヤケヨシユキ) |
美術 | 大谷和正 |
音楽 | 林光 (ハヤシヒカリ) |
録音 | 奥山秀夫 (オクヤマヒデオ) |
照明 | 岡本健一 (Kenichi Okamoto) |
編集 | 戸嶋志津子 (トジマシズコ) |
助監督 | 松井稔 (マツイミノル) |
スチール | 新藤次郎 (シンドウジロウ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
西村晃 (ニシムラコウ) | 狩場保三 |
乙羽信子 (Otowa Nobuko) | 狩場良子 |
狩場勉 (カリバツトム) | 狩場勉 |
会田初子 | 森川初子 |
岡田英次 (Eiji Okada) | 森川義夫 |
殿山泰司 (Taiji Tonoyama) | 男A |
小松方正 (コマツホウセイ) | 男B |
草野大悟 (クサノダイゴ) | 男C |
渡辺とく子 (ワタナベトクコ) | 女A |
根岸明美 (ネギシアケミ) | 女B |
初井言栄 (ハツイコトエ) | 近隣の主婦 |
観世栄夫 (カンゼヒデオ) | 裁判長 |
戸浦六宏 (Rokuhiro Toura) | 教師 |
森本レオ (Reo Morimoto) | 医師 |
横沢祐一 (ヨコザワユウイチ) | 運転手 |
鈴木三博 (スズキミツヒロ) | 山内 |
春むつみ (ハルムツミ) | 道江 |
木下政志 (キノシタマサシ) | 高校生A |
船木英治 (フナキエイジ) | 警官 |
藤村義美 | テレビ・アナウンサー |
大矢木美恵子 (オオヤギミエコ) | 喫茶店の女 |
原田さなえ (ハラダサナエ) | インタビューの学生A |
岡本光夫 (オカモトミツオ) | インタビューの学生B |
佐久間敬嘉 | インタビューの学生C |
山本哲也 (ヤマモトテツヤ) | インタビューの学生D |
大口浩世 | 女事務員 |
小林優生 | 七歳の勉 |