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作品詳細
シベリア超特急3
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。2002年、瀬戸内海。日本マスコミ界の帝王・宮城伝蔵の誕生パーティが開かれたクルーズ船上で、殺人事件が発生した。密室、謎の女、犯行時刻、凶器のナイフ…それら状況は、61年前に起こったシベリア超特急での殺人事件とあまりに酷似していた。事件の謎を解く鍵は、61年前の事件にあるかもしれない。そこで、伝蔵と彼の友人である沢島は、パーティの主催者で日本を代表するファッション・デザイナーの森裕美らに61年前の事件の顛末を話し始めるのであった…。1941年、モスクワを発ったシベリア超特急の列車内。ドイツで映画の勉強をしていた16歳の伝蔵は、一等乗客車輛でラトビア人彫刻家・ヤーニス殺人事件に遭遇する。乗り合わせた山下将軍の名推理により、犯人は乗客で事件後列車から飛び降り自殺を図ったヴィヴィカであることが判明。ところが、伝蔵はヴィヴィカが何者かをかばっていることに気づいたのである。それは、ユダヤ系ベルギー人のダニエル。彼はヤーニスが持つソ連の機密文書を横取りし、それを日本軍に売った金で、日本人の亡妻との娘・オリビアとアメリカに亡命しようとして、ヤーニスを殺害したのだった。だが、オリビアを愛するようになっていた伝蔵は、それ故に彼の罪が許し難く山下将軍が止めるのも聞かず真相を追求。結果、彼を自殺に追い込み、愛する人を悲しませてしまうのだった。話し終えた伝蔵は、若き日の自分の愚かさを嘆いた。そんな彼に、機密文書を横取りしたことの謝罪を求める裕美。そう、彼女はオリビアだったのである!そして、船上での事件は伝蔵に罪を告白させるために仕組んだお芝居だったのだ。それを知った伝蔵は、機密文書は生き別れた妹を探すための資金にしようと思ったと裕美に謝罪。こうして、60年に及んだふたりのわだかまりは解け、その後、失った愛を取り戻すのであった。が、実は本物の機密文書はヴィヴィカによって盗み出され、今、彼女はニューヨークの巨大企業の社長におさまっていた。
■解説
豪華客船とシベリア超特急、60年という歳月を超えて起こった二つの殺人事件の真相を描くミステリーのシリーズ第3弾。監督は「SIBERIAN EXPRESS 2<シベリア超特急2>」の水野晴郎(MIKE MIZUNO)。水野の原作を基に「Zの回路 復讐の裏ゴト師」の上代務と「SIBERIAN EXPRESS 2」の北里宇一郎、水野が共同で脚色。撮影を「修羅のみち2 関西頂上決戦」の鈴木耕一が担当している。主演は、「遠き落日」の三田佳子と「催眠」の宇津井健。第20回コニャック・ミステリー映画祭特別賞受賞作品。
2003年1月2日 より
- 配給:M&T PICTURES
- 製作国:日本(2003)
■スタッフ
監督 | 水野晴郎 (ミズノハルオ) |
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操演 | 羽島博幸 (ハシマヒロユキ) |
脚本 | 上代務 北里宇一郎 (キタザトウイチロウ) 水野晴郎 (ミズノハルオ) |
原作 | 水野晴郎 (ミズノハルオ) |
製作 | 水野晴郎 (ミズノハルオ) 福井政文 (フクイマサフミ) |
プロデューサー | 伊藤直克 (イトウナオカツ) |
制作担当 | 小松功 (コマツイサオ) |
撮影 | 鈴木耕一 (スズキコウイチ) |
ステディカム | 金子雪生 (カネコ) |
実景撮影 | 喜久村徳章 (キクムラトクショウ) 長谷川卓也 (ハセガワタクヤ) |
美術監督 | 木村威夫 (Takeo Kimura) |
美術 | 安宅紀史 (アタカノリフミ) |
音楽 | 遠藤浩二 (エンドウコウジ) |
音楽監修 | 新田孝 |
主題曲/主題歌 | 西村協 |
録音 | 湯脇房雄 |
照明 | 才木勝 (サイキマサル) |
編集 | 大高勲 (オオタカイサオ) |
衣裳デザイン | 鈴木紀男 (スズキノリオ) |
衣裳/スタイリスト | 川崎健二 (カワサキケンジ) |
スタイリスト | 清水まり (シミズマリ) |
監督補 | 吉原勲 |
助監督 | 荒川栄二 (アラカワエイジ) |
スクリプター | 杉山昌子 (スギヤママサコ) |
スチール | 久井田誠 |
効果 | 佐々木英世 (ササキヒデヨ) |
ナレーション | 油井昌由樹 (ユイマサユキ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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三田佳子 (Yoshiko Mita) | 森裕美 |
宇津井健 (Ken Utsui) | 宮城伝蔵 |
水野晴郎 (ミズノハルオ) | 山下泰文陸軍大将 |
田中丈資 (タナカトモヤス) | 少年時代の宮城伝蔵 |
大塚ちひろ (オオツカチヒロ) | オリビア |
大浦みずき (オオウラミズキ) | 金芳蘭 |
内藤武敏 (ナイトウタケトシ) | 沢島軍平 |
安藤一平 (アンドウイッペイ) | 少年時代の沢島軍平 |
西田和昭 (ニシダカズアキ) | 佐伯大尉 |
真柄佳奈子 (マガラカナコ) | 宮城和世 |
江成大輝 (エナリダイキ) | 城之内正人 |
アガタ・モレシャン | ヴィヴィカ・リンデンバウム |
グレゴリー・ペッカー (Gregory Peker) | ダニエル |
リチャード・グロス (リチャードグロス) | ヤーニス |
マシューカールセン (マシューカールセン) | マヌーク |
サム・アーノルド (サム・アーノルド) | 車掌 |
インゲ・ヴィーン (インゲヴィーン) | ウクライナ線の老婦人 |
サリー・エン・テリオ (サリーエンテリオ) | 謎のルームキーパーの女 |
岩井志麻子 (イワイシマコ) | 娼婦まき |
山口雪太郎 (ヤマグチユキタロウ) | 幼い頃の伝蔵 |
安藤鳩子 | 志津 |
鈴木紀男 (スズキノリオ) | パーティの客 |
ドクター・中松 (ドクターナカマツ) | パーティの客 |
西村協 | パーティの客 |
新田孝 | |
高松奈央 | |
奏谷ひろみ (カナヤヒロミ) | |
西田和世 | |
たにし (タニシ) | |
勘太郎 (カンタロウ) |