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作品詳細
女ごころ
由起しげ子の「試験別居」の映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。伊曽子は大学の講師・小城朝吉と結婚して、十年になる。女子大の家政科を出、結婚後も栄養士として大正電気に勤めていた。今は息子の研一もでき、家をまもっている。−−朝吉が若い女と一緒の写真が出てきた。贈物やラブレターも。女は××出版社の三沢てるえだった。朝吉は「君にはもう友情しか感じられぬのだ」と妻に言った。伊曽子は研一を連れ、家を出た。大正電気の炊事婦・ふじ子から復職を頼まれていたので、寮に住みこみ、元の職場に勤めることにした。小城家ではてるえが朝吉の世話をした。てるえは出版社のかたわら、夜はバーに勤めていた。「どっちもバイトよ。」そのうち小説家になると自称するドライな女性だ。−−伊曽子はふじ子や実家には、別居は朝吉の仕事が忙しいからと言った。母の法事が行われることになった。
■解説
倦怠期にある夫婦の愛情の機微、人妻とドライな近代女性とのもつれる女ごころを描こうというもの。「杏っ子」の田中澄江が脚色、「二人だけの橋」の丸山誠治が監督、「若い娘たち(1958)」の小泉福造が撮影した。「女であること」の原節子と森雅之が再び夫婦役を演じるほか、「大人には分らない・青春白書」の団令子、「大学の人気者」の三井美奈などが出演。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1959)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 丸山誠治 (マルヤマセイジ) |
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脚色 | 田中澄江 (タナカスミエ) |
原作 | 由起しげ子 (ユキシゲコ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 小泉福造 |
美術 | 浜上兵衛 |
音楽 | 齋藤一郎 (Ichiro Saito) |
録音 | 渡会伸 (ワタライシン) |
照明 | 石川緑郎 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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森雅之 (Masayuki Mori) | 小城朝吉 |
原節子 (Hara Setsuko) | 小城伊曽子 |
春日井宏往 | 小城研一 |
団令子 (ダンレイコ) | 三沢てるえ |
南美江 (ミナミヨシエ) | 木谷ふじ子 |
瀬良明 (セラアキラ) | ふじ子の夫 |
三津田健 (ミツダケン) | 山名庄三 |
三井美奈 (ミツイミナ) | 山名咲子 |
丹阿弥谷津子 (Yatsuko Tanami) | 上野月子 |
佐原健二 (Kenji Sahara) | 蓮見五郎 |
中村伸郎 (ナカムラノブオ) | 辻本 |
賀原夏子 (カハラナツコ) | よし子 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 木村 |
西条康彦 (サイジョウヤスヒコ) | 斎藤 |
山本廉 (ヤマモトレン) | 三木 |
河美智子 (カワミチコ) | 美容院の弟子 |
森今日子 (モリキョウコ) | 美容院前の女 |
家田佳子 (イエダ) | 笠原 |