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作品詳細
薮の中の黒猫
平安期に時代をとった妖怪もの
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。相次ぐ戦乱に荒廃した平安中期の京。一軒の貧しい民家に住む若い娘と母親が、落武者の暴力を受け、家もろとも焼け死んでしまった。羅城門に妖怪が現われるようになったのはその時からである。幾人もの侍が、毎夜、毎夜、深い闇の中から現われた美女について行ったあげく、翌朝、喉を食いちぎられて発見されたのだ。その頃、敵の大将の首をとった百姓の出の薮ノ銀時が、頼光の股肱の輩下に加わった。銀時は母と嫁に自分の武将姿を見せようと我が家に帰ってみたが、彼を待っていたのは無残な焼跡だった。母も妻もいなかった。やがて銀時は頼光から、妖怪退治の命を受けた。夜の羅城門の近くで、白い袿の女が現われ、導かれるまま銀時は女の家に入った。そこには女の母が待っていた。彼は驚いた。若い女は自分の妻に、その母はやはり自分の母にそっくりだったのだ。
■解説
「華岡青洲の妻」の新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督も担当した。撮影は「性の起原」の黒田清巳。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1968)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 新藤兼人 (Kaneto Shindo) |
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脚本 | 新藤兼人 (Kaneto Shindo) |
製作 | 堀場伸世 (ホリバノブヨ) 能登節雄 (ノトセツオ) 桑原一雄 (クワハラカズオ) |
撮影 | 黒田清巳 (クロダセイキ) |
美術 | 丸茂孝 (マルモタカシ) |
音楽 | 林光 (ハヤシヒカリ) |
録音 | 大橋鉄矢 (オオハシテツヤ) |
照明 | 田畑正一 (タバタショウイチ) |
編集 | 榎寿雄 (エノキトシオ) |
スチル | 松本博史 |
出演(声) | 観世栄夫 (カンゼヒデオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
乙羽信子 (Otowa Nobuko) | 母 |
太地喜和子 (Kiwako Taichi) | 嫁 |
二代目中村吉右衛門 (ナカムラキチエモン) | 彼(薮ノ銀時) |
佐藤慶 (Kei Sato) | 頼光 |
小川吉信 (オガワヨシノブ) | 頼光の輩下A |
戸浦六宏 (Rokuhiro Toura) | 武将 |
江角英明 (エスミヒデアキ) | 輩下A |
大木正司 (オオキショウジ) | 輩下B |
加治健太郎 (カジケンタロウ) | 輩下C |
金田栄珠 | クマスネヒコ |
河西郁子 | 美女A |
瀬畑佳代子 | 美女B |
岡田千代 (オカダチヨ) | 美女C |
殿山泰司 (Taiji Tonoyama) | 農夫 |
西内紀幸 (ニシウチノリユキ) | 検非遺使A |
富田勝 (トミタマサル) | 検非遺使B |