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作品詳細
火宅の人
家庭を捨て、新劇女優と同棲するなど、自由奔放な作家の生き方を描く
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。作家、桂一雄は、最初の妻リツ子に死なれ、後妻としてヨリ子をもらった。ヨリ子は腹ちがいの一郎をはじめ、次郎、弥太、フミ子、サト子と5人の子供を育ててきた。昭和31年、夏、一雄は新劇女優、矢島恵子と事をおこした。8年前の秋、彼女が知人の紹介状を持って訪ねて来て以来、その率直さに心魅かれていたのだ。恵子はその後、一雄の忙しい時に原稿の清書を手伝ったりしていた。26年に「長恨歌」で直木賞を受けた一雄は、受賞の喜びよりも恵子の嬉しげな笑顔の方が、心に残る。だが、指一本触れたことがなかった。そんな時、一雄の身辺に凶事が重なった。一昨年の夏は、奥秩父で落石に遭い助骨3本を骨折。昨年の夏は、次郎が日本脳炎にかかり、言葉も手足も麻痺してしまう。そして今年の夏。一雄は太宰治の文学碑の除幕式に参列するための青森行に、恵子を誘ってしまった。
■解説
檀一雄原作の同名小説の映画化で、脚本は「逆噴射家族」の神波史男と「上海バンスキング(1984)」の深作欣二の共同執筆。監督は深作欣二、撮影は「夜叉」の木村大作がそれぞれ担当。主題歌は、嵯峨美子(「火宅の人」)。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1986)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 深作欣二 (Kinzi Fukasaku) |
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脚本 | 神波史男 (コウナミフミオ) 深作欣二 (Kinzi Fukasaku) |
原作 | 檀一雄 (ダンカズオ) |
企画 | 高岩淡 (タカイワタン) 佐藤雅夫 (Masao Sato) |
企画協力 | 檀太郎 (ダンタロウ) |
プロデューサー | 豊島泉 (トヨシマイズミ) 中山正久 |
撮影 | 木村大作 (Daisaku Kimura) |
美術 | 佐野義和 (サノヨシカズ) 秋好泰海 |
音楽 | 井上尭之 (イノウエタカユキ) |
主題歌 | 嵯峨美子 (サガヨシコ) |
録音 | 平井清重 (ヒライキヨシゲ) |
照明 | 増田悦章 (マスダヨシアキ) |
編集 | 市田勇 (イチダイサム) |
助監督 | 藤原敏之 (フジワラトシユキ) |
スチール | 大木茂 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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緒形拳 (Ken Ogata) | 桂一雄 |
いしだあゆみ (Ishida Ayumi) | ヨリ子 |
原田美枝子 (Mieko Harada) | 矢島恵子 |
松坂慶子 (Matsuzaka Keiko) | 葉子 |
利根川龍二 | 一郎 |
一柳信之 | 次郎 |
大熊敏志 | 弥太 |
米沢由香 (ヨネザワユカ) | フミ子 |
岡村真美 (オカムラ) | サト子 |
谷本小夜子 (タニモトサヨコ) | 信子 |
浅見美那 | 滝 |
檀ふみ (ダンフミ) | 桂一雄の母 |
石橋蓮司 (Renji Ishibashi) | 桂一雄の父 |
伊勢将人 (イセマサト) | 一雄の幼少期 |
岡本大輔 (オカモトダイスケ) | 若い大学生 |
宮城幸生 | 刑事 |
蟹江敬三 (Keizo Kanie) | 主任 |
野口貴史 (ノグチタカシ) | 幹事 |
相馬剛三 (ソウマゴウゾウ) | 医師 |
下元勉 (シモモトツトム) | 病院の主事 |
伊藤久美子 (イトウクミコ) | 女郎屋の女A |
鈴木なつ子 (スズキナツコ) | 女郎屋の女B |
井川比佐志 (Hisashi Igawa) | 壷野 |
荒井注 (アライチュウ) | 苅田 |
谷口孝史 | 林 |
徳永ますみ (トクナガマスミ) | 看護婦 |
下絛アトム (シモジョウアトム) | 中島 |
伊庭剛 (イバタケシ) | 佐々木 |
山谷初男 (ヤマヤハツオ) | 葉子の養父 |
宮内順子 (ミヤウチジュンコ) | 葉子の養母 |
真田広之 (Hiroyuki Sanada) | 中原中也 |
岡田裕介 (Yusuke Okada) | 太宰治 |