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作品詳細
わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語
作家・宮沢賢治の半生を描いた伝記ドラマ
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。大正6年、盛岡高等農学校に通う賢治は、質屋を生業とする父・政次郎とことごとく衝突していた。質入れに来た貧しい人に対しわずかな金額しか提示しない父に賢治は喰ってかかるが、政次郎は自分はいいことをしたと思っても人にとってそれがためにならないこともあると教える。ある日、賢治の親友・保阪嘉内が放校処分にされた。志を同じくする嘉内との別れに、賢治はいつか農業の専門学校を作ることを固く約束する。そんなおり、東京の女子大に在学中の妹・トシが肺炎を患って倒れたとの知らせが入った。母・イチと病院へ駆けつけた賢治は、トシを元気づけようと自作の童話を聞かせてやるのだった。大正9年、法華経を信仰する賢治は国柱会に入信するために上京し、印刷工場で働きながら布教運動と自らの執筆活動に力を注いでいた。しかし、久しぶりに再会した嘉内との意見の対立やトシの病気再発もあって、賢治は花巻へ帰郷することになる。
■解説
監督は「緊急呼出し エマージェンシー・コール」の大森一樹。脚本を「地獄堂霊界通信」の那須真知子、撮影を「極道の妻たち 危険な賭け」の木村大作が担当している。主役の賢治にふんしたのは「きけ、わだつみの声(1995)」の緒形直人。共演は、今作でキネマ旬報助演男優賞をはじめ各映画賞を多数受賞した渡哲也、「虹の橋」の水野真紀、「渚のシンドバッド」の袴田吉彦、「GONIN2」の椎名桔平ほか。宮沢賢治の童話世界のイメージをスクリーンに再現するため、CGやアニメーションを合成した豊かな映像が展開されるファンタスティックな作品に仕上がっている。宮沢賢治生誕100年記念。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1996)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 大森一樹 (オオモリカズキ) |
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アニメーション演出 | 貝澤幸男 |
脚本 | 那須真知子 (ナスマチコ) |
企画 | 佐藤雅夫 (Masao Sato) |
企画協力 | 宮澤清六 宮澤和樹 |
プロデューサー | 奈村協 中山正久 |
アニメーションプロデューサー | 清水慎治 (シミズシンジ) |
撮影 | 木村大作 (Daisaku Kimura) |
美術 | 松宮敏之 (マツミヤトシユキ) |
音楽 | 千住明 (センジュアキラ) |
音楽プロデューサー | 高桑忠男 川原伸司 (カワハラシンジ) |
主題歌 | 金沢信葉 (カナザワ) |
録音 | 堀池美夫 (ホリイケヨシオ) |
音響効果 | 竹本洋二 和田秀明 |
照明 | 安藤清人 (アンドウキヨト) |
編集 | 荒木健夫 |
衣裳 | 松田孝 (マツダタカシ) |
助監督 | 石川一郎 (イシカワイチロウ) |
スクリプター | 森村幸子 |
視覚効果 | 木村大作 (Daisaku Kimura) |
スチール | 野上哲夫 |
出演(声) | たてかべ和也 (タテカベカズヤ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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緒形直人 (Naoto Ogata) | 宮沢賢治 |
渡哲也 (Tetsuya Watari) | 宮沢政次郎 |
水野真紀 (Mizuno Maki) | 宮沢トシ |
袴田吉彦 (Yoshihiko Hakamada) | 藤原嘉藤治 |
星由里子 (Hoshi Yuriko) | 宮沢イチ |
椎名桔平 (Kippei Shiina) | 保阪嘉内 |
斉藤由貴 (Saito Yuki) | 高瀬露 |
原田龍二 (Ryuji Harada) | 宮沢清六 |
森本レオ (Reo Morimoto) | 畠山栄一郎 |
大沢さやか (オオサワサヤカ) | 宮沢クニ |
大森貴人 (オオモリタカヒト) | 河本 |
本田豊 (ホンダユタカ) | 沢田 |
上田耕一 (Koichi Ueda) | 新校長 |
斉藤洋介 (サイトウヨウスケ) | 銀河鉄道の車掌 |
本田博太郎 (Hirotaro Honda) | 親戚A |
角田英介 (ツノダエイスケ) | 平井 |
山本龍二 (ヤマモトリュウジ) | 安太郎 |
草野康太 (クサノコウタ) | 苦学生 |