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作品詳細
潮騒('75)
三島由紀夫の小説を、山口百恵×三浦友和主演で映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。伊勢湾の湾口にある歌島は人口千四百、その殆んどが漁師と海女である。新治はまだ18歳。彼は一昨年、中学を出るとすぐ十吉の船に乗り込み、母と弟の生計を助けていた。彼がその見知らぬ少女と会ったのは夕暮の浜でだった。額は汗ばみ、頬は燃え、寒い西風に髪をなびかせながら、少女は暮れていく西の海の空を見つめていた。だが、新治はその顔に見覚えがなかった。翌日、新治は十吉から、昨日の少女は、村の金持、宮田照吉の娘で初江といい、照吉は一人息子に死なれたために他所に預けておいた初江を呼び戻し、島で婿を取らせるらしい、という事を知らされた。四、五日後、強風のために休漁した新治は、山の観的哨跡で道に迷っている初江に会った。若い二人はすぐに意気投合して、噂好きの村人から避けるために、この観的哨跡を二人の秘密の場所とする。
■解説
三島由紀夫の同名小説の4度目の映画化。美しい海の大自然を背景に、若い男女の愛を描いた青春映画。前年の『伊豆の踊り子』で初主演を果たし、女優としてもその才能を開花させた山口百恵と、本作の公開時からゴールデンコンビとして定着した三浦友和が、初めて恋人役で共演。都会の喧騒から離れた小島での純粋な恋模様は、二人の高い好感度もあって、瑞々しさこの上ない「潮騒」映画の決定版となった。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1975)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 西河克己 (ニシカワカツミ) |
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脚本 | 須崎勝弥 (スザキカツヤ) |
原作 | 三島由紀夫 (ミシマユキオ) |
製作 | 堀威夫 笹井英男 (ササイヒデオ) |
撮影 | 萩原憲治 (ハギワラケンジ) |
美術 | 佐谷晃能 |
音楽 | 穂口雄右 |
録音 | 神保小四郎 |
照明 | 熊谷秀夫 (クマガイヒデオ) |
編集 | 鈴木晄 (スズキアキラ) |
助監督 | 中川好久 (ナカガワヨシヒサ) |
スチル | 中尾孝 (ナカオタカシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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山口百恵 (ヤマグチモモエ) | 宮田初江 |
三浦友和 (Tomokazu Miura) | 久保新治 |
初井言栄 (ハツイコトエ) | 久保とみ |
亀田秀紀 (カメダヒデノリ) | 久保広 |
中村竹弥 (ナカムラタケヤ) | 宮田照吉 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 灯台長 |
津島恵子 (Keiko Tsushima) | 灯台長妻 |
中川三穂子 (ナカガワミホコ) | 千代子 |
花澤徳衛 (ハナザワトクエ) | 大山十吉 |
青木義朗 (アオキヨシロウ) | 日の出丸船長 |
中島久之 (ナカジマヒサユキ) | 川本安夫 |
川口厚 (カワグチアツシ) | 浜田竜二 |
丹下キヨ子 (タンゲキヨコ) | お春婆 |
高山千草 (タカヤマチグサ) | うめ |
田中春男 (タナカハルオ) | 行商人 |