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作品詳細
369のメトシエラ 〜奇跡の扉〜
現代の日本を舞台に描かれる大人たちの寓話
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。区役所の区民課に勤める武田俊介は、一つの町に定住せず引っ越しを繰り返している。友人はおらず、行き倒れていたところを救った若い男がただ一人の友人だった。その日、古いアパートに引っ越した俊介の耳に、隣室からふしぎな唄が聞こえ始める。日々繰り返し聞こえてくる子守唄のようなその唄に、やがて俊介は引かれ始め、そしてつき動かされるように隣室を訪ねる。隣室には老婆がひとりすんでいた。訪ねてきた俊介に老婆は思いもかけない一言を告げる。「自分は400年の長きを生き、唄にひかれる人間を待っていた。そして、その人間が現れたとき、自分はその人に添い遂げる」と。一人暮らしの高齢者であることから認知症の疑いを持った俊介は、老婆の身元を探す。ところが、この老婆には、一切の公的な記録のない、どこにも存在しない人間だった……。
■解説
孤独を抱きしめ生きる男。心を閉ざした街で、数奇な運命に翻弄される人々とのめぐり合いが、人生を大きく変え始める…。「所在不明高齢者」「児童虐待死」「ドラッグ依存の若者」と、まさに現代日本をとりまく問題をタイムリーに取り上げ、隣人・家族からさえも失われつつある「絆」を再生する「希望」に満ちた作品。監督にはTVディレクター出身の小林克人、作家性のある映画製作のため、独立映画会社を裸一貫で起こし、製作配給を行う劇団俳優座出身の小林健二。日本では珍しい兄弟監督であり、ともに主宰した劇団時代からの息のあったコンビネーションを遺憾なく発揮し、世代を超えた人間愛を描きあげている。(作品資料より)
2011年1月29日 より ユーロスペースほかにて
- 配給:JungleWalk
- 製作国:日本(2009)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 小林克人 (コバヤシカツト) 小林健二 (コバヤシケンジ) |
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脚本 | 小林克人 (コバヤシカツト) 小林健二 (コバヤシケンジ) |
プロデューサー | 臼杵正孝 北村圭子 (キタムラケイコ) |
撮影 | 黒石信淵 |
美術 | 小林稔 (コバヤシミノル) |
装飾 | 吉川康美 (ヨシカワ) |
音楽監督 | 甲克裕 |
音楽 | あおい吉勇 (アオイヨシキ) |
音楽プロデューサー | 水落賢二 |
録音 | 原子内利彦 (ハラシナイトシヒコ) |
照明 | 樋浦雅紀 (Masanori Hiura) |
編集 | 小林克人 (コバヤシカツト) 小林健二 (コバヤシケンジ) |
衣装デザイン | 渡部純子 (ワタナベジュンコ) |
メイク | 渡部純子 (ワタナベジュンコ) |
ヘアメイク | 菊地恭子 (キクチキョウコ) |
アシスタントプロデューサー | 真保利基 |
助監督 | 古谷雅史 |
スクリプター | 新井貴淑 (アライタカトシ) |
その他 | |
製作総指揮 | 小林健二 (コバヤシケンジ) |