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作品詳細
サンダカン八番娼館 望郷
かつて、“からゆきさん”として遥か南海に愛と青春を没していった日本の少女たちの秘話を描く
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。女性史研究家・三谷圭子は、今、ボルネオの北端にあるサンダカン市の近代的な街に感慨を込めて佇んでいる。ここは、その昔、からゆきさんが住んでいた娼館の跡であり、サキが現在もそこにいるような錯覚すら覚えるのだった……。圭子とサキの出会いは三年程前になる。からゆきさんの実態を調べていた圭子は、天草を訪ねた時、身なりの貧しい小柄な老婆と偶然めぐりあった。それがサキであった。圭子は、サキがからゆきさんであった、との確信を強め、また、サキの優しい人柄にひきつけられ、波瀾に富んだであろう過去を聞き出すために、サキとの共同生活を始めた。やがて、サキはその重い口を徐々に開いて、その過去を語り出した……。
■解説
原作は山崎朋子著『サンダカン八番娼館』。脚本は広沢栄、監督は脚本も執筆している「朝やけの詩」の熊井啓、撮影は「ザ・ゴキブリ」の金宇満司がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1974)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 熊井啓 (Kei Kumai) |
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脚本 | 広沢栄 (Sakae Hirosawa) 熊井啓 (Kei Kumai) |
原作 | 山崎朋子 (ヤマザキトモコ) |
製作 | 佐藤正之 (サトウマサユキ) 椎野英之 (シイノヒデユキ) |
撮影 | 金宇満司 (カナウミツジ) |
美術 | 木村威夫 (Takeo Kimura) |
音楽 | 伊福部昭 (イフクベアキラ) |
録音 | 太田六敏 |
照明 | 椎葉昇 |
編集 | 中静達治 |
監督補 | 宮川孝至 (ミヤガワタカヨシ) |
助監督 | 相澤徹 (アイザワトオル) |
スチール | 岩井隆志 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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栗原小巻 (Komaki Kurihara) | 三谷圭子 |
高橋洋子 (タカハシヨウコ) | 北川サキ |
田中絹代 (Tanaka Kinuyo) | 北川サキ |
水の江瀧子 (ミズノエタキコ) | おキク |
水原英子 | おフミ |
藤堂陽子 (トウドウヨウコ) | おヤエ |
柳川由紀子 (ヤナガワユキコ) | おタケ |
中川陽子 (ナカガワヨウコ) | おハナ |
梅沢昌代 (ウメザワマサヨ) | ユキヨ |
田中健 (Ken Tanaka) | 竹内秀夫 |
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa) | 太郎造 |
神保共子 (ジンボキョウコ) | モト |
砂塚秀夫 (スナヅカヒデオ) | 矢島 |
中谷一郎 (Ichiro Nakaya) | 余三郎 |
浜田光夫 (Mitsuo Hamada) | 矢須吉 |
岩崎加根子 (イワサキカネコ) | サト |
牧よし子 (マキヨシコ) | おカネ |