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作品詳細
アブラクサスの祭
悩める禅僧が、愛と再生を唄う
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。僧侶の浄念は、福島の小さな町で妻子と共に暮らしている。かつてロック・ミュージシャンだった彼は、音楽への狂おしい思いからノイズが聞こえるようになり、うつ病と診断されたことがある。何事にも不器用な彼は、法事や説法すら思い通りにいかない。そんなある日、この町でライブをやりたいと言い出した。彼を温かく見守っていた妻の多恵やよき理解者の住職・玄宗は困惑するのだった。
■解説
福島県にある寺の住職で芥川賞作家でもある玄侑宗久の小説の映画化。うつに苦しみながらも、音楽に向き合うことで懸命に生きようとする僧侶と、彼を支えながら温かく見守る周囲の人々の姿を描く。クスッと笑い、最後にホロリとさせられる、温かいまなざしに満ちた作品。東京藝術大学大学院で北野武、黒沢清らに学んだ新鋭の加藤直輝監督がメガホンをとった。純粋ゆえに悩み深き主人公を演じるのは、ミュージシャンでもあるスネオヘアー。エンディングで彼が歌う名曲“ハレルヤ”のカヴァーが涙を誘う。また、加藤監督がシンクロ(現場での録音)を強く希望したというクライマックスのライブシーン(腕達者なミュージシャンが集結)は圧巻。
2010年12月25日 より テアトル新宿ほか全国にて順次公開
- 配給:ビターズ・エンド
- 製作国:日本(2010)
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- ジャンル:
- ドラマ
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- Music/ミュージカル
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 加藤直輝 (カトウナオキ) |
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脚本 | 佐向大 (Dai Sako) 加藤直輝 (カトウナオキ) |
原作 | 玄侑宗久 (ゲンユウソウキュウ) |
製作 | 川城和実 (Kazumi Kawashiro) 定井勇二 (サダイユウジ) 渡部世一 糠澤修一 幕田勝壽 及川武 (オイカワタケシ) 佐々木史朗 (ササキシロウ) |
プロデューサー | 松田広子 (マツダヒロコ) 押田興将 (Kosuke Oshida) |
撮影 | 近藤龍人 (コンドウリュウト) |
美術 | 古積弘二 (コヅミコウジ) |
音楽 | 大友良英 (オオトモヨシヒデ) |
録音 | 照井康政 (テルイヤスマサ) |
整音 | 松本昇和 |
照明 | 藤井勇 (フジイイサム) |
編集 | 加藤ひとみ (カトウヒトミ) |
衣装 | 宮本茉莉 (ミヤモトマリ) |
アシスタントプロデューサー | 齊藤有希 |
製作担当 | 藤川佳三 (フジカワケイゾウ) |
助監督 | 菊地健雄 (キクチタケオ) |
スクリプター | 中西桃子 (ナカニシモモコ) |