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作品詳細
ナイト・トーキョー・デイ
トーキョーにあふれる音と色をフィルムに焼きつけた、菊地凛子主演のスペイン映画
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。築地の魚市場で働く女性・リュウは、殺し屋という裏の顔を持っていた。ある日、彼女に石田という男が、スペイン人男性・ダビの殺害を依頼してくる。リュウはダビの経営するワインショップでダビと言葉を交わし、彼に惹かれていく。ふたりは、ミドリとダビが毎週利用していたという、電車のシートを模したベッドのあるラブホテルで、何度も体を重ねる。そんな二人の会話を、リュウの友人である初老の録音技師が密かに聞いていた。
■解説
スペインのイザベル・コイシェ監督が、東京を舞台に撮影した本作。菊地凛子、田中泯、中原丈雄、榊英雄とメインキャストはほぼ日本人であるにも関わらず、明らかに邦画とは違う、独特な雰囲気の作品に仕上がっている。舞台や登場するモチーフも、築地市場、毒々しいネオンと変わったつくりのラブホテルなど、外国人から見て不思議に思えるであろう場所が多く登場する。女殺し屋を演じる菊地凛子が演じるリュウは、自分のことを多く語らない謎めいた女性。国際的に活躍する菊地にぴったりな役柄だが、少し現実感が薄いのが難点か。スペイン人男性・ダビと、リュウに惹かれる老録音技師、ふたりの男性のつかの間の夢を、生々しい音と共にフィルムに焼きつけたような一作だ。
2010年9月11日 より 新宿武蔵野館ほか全国にて
- 配給:ディンゴ
- 製作国:スペイン(2009)
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- ジャンル:
- ラブ・ストーリー
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | イザベル・コイシェ (Isabel Coixet) |
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脚本 | イザベル・コイシェ (Isabel Coixet) |
製作総指揮 | ハビエール・メンデス (Javier Mendez) |
製作 | ハウメ・ロウレス (Jaume Roures) |
撮影監督 | ジャン=クロード・ラリュー (Jean-Claude Larrieu) |
美術 | 杉本亮 (スギモトリョウ) |
録音 | アイトール・ベレンゲール (Aitor Berenguer) ファビオラ・オルドヨ (Fabiola Ordoyo) マーク・オーツ (Mark Orts) |
編集 | イレーヌ・ブルキュア (Irene Blecua) |
ライン・プロデューサー | ベルナ・エリアス (Bernat Elias) |
その他 |