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作品詳細
しあわせカモン
破天荒な母と愛しながら反発する息子の物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1970年代の岩手。少女の頃から「しあわせになりたい」と願い続けて来た扶美江は、あるきっかけで夜の世界で働き始め、やがてヤクザの男と結婚し、哲也が生まれた。荒んだ暮らしを送るうち扶美江は覚せい剤中毒になり、入退院を繰り返す…。父親も刑務所へ…。中学になり養護施設を出た哲也は、今は他の男と暮らす扶美江の元にやってくるが、その姿に落胆し非行に走る。そんな哲也の救いは音楽だった。哲也はミュージシャンになる夢を叶えようと、東京へ出る決心をする。
■解説
“お蔵入り”してしまった日本映画に、光を当てるべく始まった「お蔵出し映画祭」。その「お蔵出し映画祭2011」に出品され、グランプリに輝いた本作。そういった経緯からも察するように、作品的に欠点がない訳ではない。しかし、それを補う魅力がある事も確か。映画は、自由奔放だが、実は常に愛されていないと生きていけないような母・扶美江とその息子・哲也の関係を描く。哲也役は歳に応じて3人の俳優が演じているが、扶美江役の鈴木砂羽は全編出ずっぱり。その体当たりの熱演を見るだけでも、観る価値はある。さらに本作は、実在のミュージシャン松本哲也の実話が基になっているので、興味を持った方はそちらもチェックしてみては。
2013年1月26日 より ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開
- 配給:アークエンタテインメント
- 製作国:日本(2012)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 中村大哉 (Daisuke Nakamura) |
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脚本 | 中村大哉 (Daisuke Nakamura) |
製作総指揮 | 石田裕一郎 |
エグゼクティブプロデューサー | 恩田真弓 |
企画協力 | 平間洋一 |
プロデューサー | 宮川健治 |
撮影 | 山本圭昭 (ヤマモトヨシアキ) |
美術 | 高橋俊秋 (タカハシトシアキ) |
装飾 | 鈴木仁 |
音楽 | 松本哲也 (Tetsuya Matsumoto) |
主題歌 | 松本哲也 (Tetsuya Matsumoto) |
録音 | 深田晃 (フカダアキラ) |
照明 | 永田英則 (ナガタヒデノリ) |
編集 | 三浦清和 |
スタイリスト | 浜井貴子 (ハマイタカコ) |
衣装 | 波多野芳一 (ハタノ) |
製作主任 | 山田浩夫 |
製作担当 | 前橋浩一 (マエハシコウイチ) |
製作進行 | 伊勢隼一 |
助監督 | 管公平 |
スチール | 白石剛 |