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作品詳細
日本の熱い日々 謀殺・下山事件
昭和24年に起きて今だに多くの謎を残す、国鉄初代総裁下山定則が列車線路上に轢断死体で発見された“下山事件”を改めて追求する
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。
昭和24年7月、敗戦後の騒然とした雰囲気の中で労働運動は大きく高揚していた。昭和日報の社会部記者・矢代は、上野に集結するシベリヤからの復員兵たちの集会を取材していたが、その時、下山国鉄総裁の行方不明を知らされた。翌朝、下山の死体が発見されると、政府はいち早く他殺説に近い立場をとり、各新聞の主張も自殺説と他殺説に分かれた。この中で昭和日報は、他殺の線ですすめるべく、矢代に東大法医学研究室を取材させた。矢代は遺体解剖を行なった和島博士の「死体轢断の鑑定は絶対に間違いない」という言葉で他殺説に自信を持つが、一方、事件現場近くで下山の姿を見たという証言者が現われたり、東大鑑定に対する慶応の異論も出て、自殺説がクローズアップされてきた。しかし矢代は他殺の臭いを執拗に追い続け、東大研究室に通い続けるうちに、轢断現場近くに、大山の死体を運んだ時についたと思われる血痕を自らの手で発見する。
■解説
矢田喜美雄の原作「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の映画化で、脚本は「犬笛」の菊島隆三、監督は「天平の甍」の熊井啓、撮影は「翔べイカロスの翼」の中尾駿一郎がそれぞれ担当。 (キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1981)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 熊井啓 (Kei Kumai) |
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脚本 | 菊島隆三 (キクシマリュウゾウ) |
原作 | 矢田喜美雄 (ヤダキミオ) |
企画 | 椎野英之 (シイノヒデユキ) 馬場和夫 (ババカズオ) |
製作 | 佐藤正之 (サトウマサユキ) 阿部野人 (Yahito Abe) |
製作補 | 相澤徹 (アイザワトオル) 遠藤武志 (エンドウタケシ) |
撮影 | 中尾駿一郎 (ナカオシュンイチロウ) |
美術 | 木村威夫 (Takeo Kimura) |
音楽 | 佐藤勝 (Masaru Sato) |
録音 | 紅谷愃一 (Kenichi Beniya) |
照明 | 岡本健一 (Kenichi Okamoto) |
編集 | 井上治 (イノウエオサム) |
助監督 | 中島俊彦 (Toshihiko Nakajima) |
スチール | 山本耕二 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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仲代達矢 (Tatsuya Nakadai) | 矢代 |
山本圭 (Kei Yamamoto) | 大島 |
浅茅陽子 (アサジヨウコ) | 川田 |
岩崎加根子 (イワサキカネコ) | 下山芳子 |
中谷一郎 (Ichiro Nakaya) | 遠山部長 |
橋本功 (ハシモトイサオ) | 小野記者 |
江幡高志 (エバタタカシ) | 酒井運転手 |
平幹二朗 (Mikijiro Hira) | 奥野警視総監 |
稲葉義男 (イナバヨシオ) | 堀井捜査課長 |
新田昌玄 (ニッタショウゲン) | 吉川捜査係長 |
神山繁 (Shigeru Koyama) | 伊庭次席検事 |
滝田裕介 (タキタユウスケ) | 川瀬検事 |
梅野泰靖 (ウメノヤスキヨ) | 山岡検事 |
松本克平 (マツモトカッペイ) | 波多野教授 |
近藤洋介 (コンドウヨウスケ) | 秋田教授 |
仲谷昇 (ナカヤノボル) | 内閣官房長官 |
菅井きん (スガイキン) | 女将ふさ |
浜田寅彦 (ハマダトラヒコ) | 館野教授 |
小沢栄太郎 (Eitaro Ozawa) | 糸賀 |
井川比佐志 (Hisashi Igawa) | 李中漢 |
大滝秀治 (Hideji Otaki) | 唐沢 |
伊藤孝雄 (イトウタカオ) | 堀内 |
隆大介 (Daisuke Ryu) | 丸山 |
草薙幸二郎 (クサナギコウジロウ) | 嗄声の男 |
岩下浩 | 川崎 |
信欣三 (シンキンゾウ) | 国原鋼材主任 |
織本順吉 (Junkichi Orimoto) | 駅助役 |
役所広司 (Koji Yakusho) | 新聞記者 |