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作品詳細
いのちの戦場 −アルジェリア1959−
アルジェリア戦争を一小隊の目線で描く。凄惨なゲリラ戦に心が病んでいく中尉をブノワ・マジメルが好演
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1959年、フランス領アルジェリアの山岳地帯。フランスの一小隊を率いる中尉が「戦死」し、理想に燃える志願兵テリアン中尉が新たに小隊へ赴任してくる。小隊の核となっているのは古参のドニャック軍曹だ。敵はアルジェリアの独立を求めるFLN。両者の境界にある村を再び訪れた小隊が見たものは、FLNに虐殺された村人たちだった。地道な掃討作戦、捕虜への拷問、見えない敵…。テリアン中尉は次第に自分を見失っていく。
■解説
これまであまり映画で描かれることが少なかったアルジェリア戦争。これは1954〜62年にかけて、フランスと独立を目指すアルジェリア人との間に続いた戦争だが、フランス政府が「戦争」として正式に認めたのはなんと1999年のこと。正規の戦いとして認められない以上、拷問や虐殺、使用禁止兵器の使用が双方で行われ、戦いは泥沼化。本作は『ピアニスト』のブノワ・マジメルがこうした過去を伝えようと企画を立案、『スズメバチ』のフローラン=エミリオ・シリに監督を依頼し、自ら出演したものだ。地を這う「小隊」の目線で戦争を捕らえたこの映画は、フランス版『プラトーン』とも評されるほど、リアリティがあるものに仕上がった。
2009年2月28日 より 渋谷シアターTSUTAYA、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開
- 配給:ツイン
- 製作国:フランス(2007)
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- ジャンル:
- ドラマ
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- 戦争
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | フローラン=エミリオ・シリ (Florent Emilio Siri) |
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脚本 | パトリック・ロットマン (Patrick Rotman) |
プロデューサー | フランソワ・クラウス (Francois Kraus) ドゥニ・ピノー=ヴァレンシアンヌ (Denis Pineau-Valencienne) |
撮影監督 | ジョヴァンニ・フィオーレ・コルテラッチ (Giovanni Fiore Coltellacci) |
アート・ディレクター | ドミニク・カララ (Dominique Carrara) |
美術 | ウィリアム・アベロ (William Abello) |
音楽 | アレクサンドル・デスプラ (Alexandre Desplat) |
録音 | アントワーヌ・デュフランドレ (Antoine Deflandre) ジャーメイン・ブレー (Germain Boulay) エリック・レンピッカ (Eric Lempicka) |
編集 | クリストフ・ダニロ (Christophe Danilo) |
衣装デザイン | ミミ・レンピッカ (Mimi Lempicka) |
キャスティング | ステファーヌ・フェンキノス (Stephane Foenkinos) |
プロダクション・マネージャー | アントワーヌ・ボー (Antoine Beau) |
チーフ助監督 | ミハエル・ヴィゲール (Michael Viger) |
スチール | チボー・グラベール (Thiboult Grabherr) |
字幕 | 齋藤敦子 (Atsuko Saito) |
字幕協力 | 私市正年 (キサイチマサトシ) 大久保義信 (オオクボヨシミツ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ブノワ・マジメル (Benoit Magimel) | Terrien |
アルベール・デュポンテル (Albert Dupontel) | Dougnac |
オーレリアン・ルコワン (Aurelien Recoing) | Vesoul |
マルク・マルベ (Marc Barbe) | Berthaut |
エリック・ペア・サリヴァン (Eric Per Sullivan) | The Torturing sergent |
モハメッド・フラッグ (Mohamed Fellag) | Leprisonnier |
ヴァンサン・ロティエ (Vincent Rottiers) | Lefranc |
ルネ・ダザイール (Lounes Tazairt) | Said |
アブデルハフィド・メタルシ (Abdelhafid Metalsi) | Rachid |