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作品詳細
夜叉ヶ池
言い伝えを破ったために、竜に村を滅ぼされてしまうという幻想と伝説の世界を描く泉鏡花の戯曲の映画化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。越前・三国嶽の山中、竜神が封じ込められているという夜叉ヶ池の傍に、萩原晃と妻の百合が住んでいた。未曽有の陽照りが続いていた夏のある日、二人の住む村に一人の男が訪れた。男は山沢学円という学者で、一昨年の夏、親友が国々に伝わる不思議な物語を集めようと東京を旅立ち、そのまま行方が知れなくたったと百合に話す。その男が夫、晃と察する百合。二人の話を立ち聞きした晃は学円の前に出て、ここに落ちついた訳を語る。晃は夜叉ヶ池を見ようと谷に入り、そこで五十年間鐘をつき続けて来た老いた鐘楼守弥太兵衛に会い、鐘にまつわる不思議な話を聞いた…。
■解説
山麓の鐘を日に三度つかなければ、夜叉ヶ池に封じ込められている竜神が暴れだすという言い伝えを破ったために、竜に村を滅ぼされてしまうという幻想と伝説の世界を描く泉鏡花の戯曲の映画化で、脚本は「十八歳、海へ」の田村孟と三村晴彦の共同執筆、監督は「はなれ瞽女おりん」の篠田正浩、撮影は「雲霧仁左衛門」の小杉正雄と「九月の空」の坂本典隆がそれぞれ担当。 (キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1979)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 篠田正浩 (Masahiro Shinoda) |
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脚本 | 田村孟 (Tsutomu Tamura) 三村晴彦 (Haruhiko Mimura) |
原作 | 泉鏡花 (イズミキョウカ) |
製作 | 杉崎重美 富沢幸男 (トミザワユキオ) 中川完治 |
撮影 | 小杉正雄 (コスギマサオ) 坂本典隆 (Noritaka Sakamoto) |
美術 | 粟津潔 (アワヅキヨシ) 朝倉摂 (アサクラセツ) 横山豊 (ヨコヤマユタカ) |
音楽 | 富田勲 (Isao Tomita) |
録音 | 平松時夫 (ヒラマツトキオ) |
照明 | 飯島博 (イイジマヒロシ) |
編集 | 池田禅 山地早智子 |
助監督 | 熊谷勲 (クマガイイサオ) |
特殊撮影 | 矢島信男 (ヤジマノブオ) |
特殊美術 | アトリエ・カオス |
スチール | 赤井博且 (アカイヒロカツ) |
合成 | デン・フィルム・エフェクト |
特殊美粧 | 竹村浩二 |
振付 | 竹邑類 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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坂東玉三郎 (バンドウタマサブロウ) | 百合 |
坂東玉三郎 (バンドウタマサブロウ) | 白雪姫 |
加藤剛 (Go Kato) | 萩原晃 |
山崎努 (Tsutomu Yamazaki) | 山沢学円 |
丹阿弥谷津子 (Yatsuko Tanami) | 湯尾峠の万年姥 |
井川比佐志 (Hisashi Igawa) | 鯉七 |
常田富士男 (トキタフジオ) | 蟹五郎 |
石井めぐみ (イシイメグミ) | 木の芽峠の山椿 |
古田正志 (フルタマサシ) | 鯖江太郎 |
佐藤和男 (サトウカズオ) | 虎杖の入道 |
阿藤快 (アトウカイ) | 十三塚の骨 |
浜村純 (ハマムラジュン) | 影法師 |
浜村純 (ハマムラジュン) | 鐘つき弥太兵衛 |
三木のり平 (ミキノリヘイ) | 鯰入 |
山谷初男 (ヤマヤハツオ) | 与十 |
高山真樹 | 与十の女房 |
西願由美 | 与十の娘 |
小林トシ江 (コバヤシトシエ) | 村の女 |
田中筆子 (タナカフデコ) | 老姿 |
南原宏治 (ナンバラコウジ) | 鹿見宅膳 |
安部徹 (Tooru Abe) | 権藤管八 |
矢崎滋 (Shigeru Yazaki) | 斉田初雄 |
金井大 (カナイダイ) | 畑上嘉伝次 |
唐十郎 (カラジュウロウ) | 伝吉 |
大前均 (オオマエヒトシ) | 小鳥風呂功 |
金田龍之介 (カネダリュウノスケ) | 穴隈鉱蔵 |