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作品詳細
アキレスと亀
人生にとって大切なものを見つけた夫婦の物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらますます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に励んでいたが、絵はまったく売れなかった。
■解説
売れない画家の夫と、彼を支え励ます妻の物語。若い頃の夫婦を柳憂怜と麻生久美子が、その後をビートたけしと樋口可南子が演じている。夢を追いかける夫のそばで、あくまで普通の感覚を失わず、夫のダメぶりも含めて丸ごと愛する妻の姿は、大きな安心感を与えてくれると同時に、「中年になってもこんな夫婦でいられたら」と思わせてくれるだろう。いつも真剣だけれどユーモラスに映ってしまう夫婦のカタチは、理想の中年カップルの姿なのかもしれない。北野映画では珍しい“幸福感”漂う作品には違いないが、いたる所に“孤独感”が漂うのもまた事実。
2008年9月20日 より テアトル新宿ほか全国にて
- 配給:東京テアトル、オフィス北野
- 製作国:日本(2008)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 北野武 (Takeshi Kitano) |
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脚本 | 北野武 (Takeshi Kitano) |
プロデューサー | 森昌行 (モリマサユキ) 吉田多喜男 (ヨシダタキオ) |
撮影 | 柳島克己 (ヤナギジマカツミ) |
美術 | 磯田典宏 (イソダノリヒロ) |
音楽 | 梶浦由記 (カジウラユキ) |
録音 | 堀内戦治 |
音響効果 | 柴崎憲治 (シバザキケンジ) |
照明 | 高屋齋 (タカラヒトシ) |
編集 | 北野武 (Takeshi Kitano) 太田義則 (オオタヨシノリ) |
キャスティング | 吉川威史 (ヨシカワ) |
アソシエイト・プロデューサー | 久保聡 (クボサトシ) 梅澤道彦 (ウメザワミチヒコ) 太田和宏 (オオタカズヒロ) 那須野哲弥 (ナスノテツヤ) |
ライン・プロデューサー | 小宮慎二 (コミヤシンジ) |
助監督 | 松川嵩史 (マツカワタカシ) |
スクリプター/記録 | 谷恵子 |
挿入画 | 北野武 (Takeshi Kitano) |
製作担当 | 斉藤大和 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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北野武 (Takeshi Kitano) | 倉持真知寿 |
樋口可南子 (Higuchi Kanako) | 倉持幸子 |
柳憂怜 (ヤナギユウレイ) | 青年時代の倉持真知寿 |
麻生久美子 (Aso Kumiko) | 青年時代の幸子 |
中尾彬 (Akira Nakao) | 倉持利助 |
伊武雅刀 (Masato Ibu) | 菊田昭雄 |
大杉漣 (Ren Osugi) | 倉持富輔 |
筒井真理子 (ツツイマリコ) | 倉持春 |
吉岡澪皇 (ヨシオカレオ) | 少年時代の倉持真知寿 |
円城寺あや (エンジョウジアヤ) | 富輔の妻 |
徳永えり (Tokunaga Eri) | 倉持マリ |
大森南朋 (Nao Omori) | 画商・菊田の息子 |