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作品詳細
春琴抄
谷崎文学の金字塔として今なお人々を虜にする珠玉の名作を、32年ぶりに映像化
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。明治初期。大阪道修町の薬種商鵙屋の次女・春琴は、9才の頃に眼病により失明して音曲を学ぶようになった。奉公人の佐助は、幼いころに見た主人・春琴の姿を観音様とあがめ弟子兼世話係として仕えている。我が儘放題で弟子が居つかず、種々の贅沢のために家の財政は苦しい春琴だったが、佐助だけはそんな春琴に過剰な程に献身的にご奉公を行っていく。そんな折、春琴の美貌を目当てに弟子入りした名家の息子、利太郎が春琴を梅見に誘い口説こうとするが、春琴は利太郎を袖にしたあげく、稽古の仕置きで額にケガをさせてしまう。その数日後、何者かが春琴の屋敷に侵入して春琴の顔に熱湯を浴びせ、大きな火傷を負わせる。春琴は深く悲しみ、ただれた自分の顔を佐助に見せようとしない。そんな春琴の姿を見て悩みぬいた佐助は、彼女の美貌を永遠のものにするため、ある決心をする…。
■解説
昭和8年に発表されて以来、過去幾度となく映画化され、その時代の名俳優・女優が演じてきた谷崎潤一郎の「春琴抄」。その名作中の名作が、山口百恵&三浦友和以来32年ぶりに映画化。主演は、数々のテレビ、映画で活躍中の斎藤工。彼の端正な美貌が、悩み耐え忍ぶ姿はファンならずとも必見。原作に惚れ込んだ斎藤は、本格的に浪花弁と三味線を特訓、見事に谷崎の耽美文学を演じている。そして、春琴役には、映画、テレビ、グラビアと大活躍の長澤奈央。体当たりの演技を見せている。監督は『青いうた のど自慢青春編』の金田敬。(作品資料より)
2008年9月27日 より シアター・イメージフォーラム(モーニング&レイト)にて
- 配給:ビデオプランニング
- 製作国:日本(2008)
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- ジャンル:
- ラブ・ストーリー
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 金田敬 (カネダサトシ) |
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脚本 | 小林弘利 (コバヤシヒロトシ) |
原作 | 谷崎潤一郎 (タニザキジュンイチロウ) |
製作 | 小林洋一 (コバヤシヨウイチ) 安西崇 (アンザイタカシ) 多井久晃 (タイヒサアキ) 佐伯寛之 三木和史 (ミキカズシ) |
プロデューサー | 三木和史 (ミキカズシ) 片山武志 (カタヤマタケシ) 村田亮 (ムラタリョウ) |
撮影 | 今井裕二 (イマイユウジ) |
美術 | 嵩村裕司 (Yuji Kasamura) |
音楽 | 遠藤浩二 (エンドウコウジ) |
録音 | 土屋和之 (ツチヤカズユキ) |
編集 | 小林由加子 (コバヤシユカコ) |
衣装デザイン | 村島恵子 (ムラシマケイコ) |
ヘアメイク | 新井みどり (アライミドリ) |
アシスタントプロデューサー | 三上理永 |
製作主任 | 天野佑亮 (アマノユウスケ) |
助監督 | 小野寺昭洋 (オノデラアキヒロ) |
タイトル | 赤岩保元 (Yasumoto Akaiwa) |