映画検索
作品詳細
百万円と苦虫女
蒼井優の魅力が冴える、不器用な女の子の成長譚
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働く。やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。海の家で働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅立つのだった…。
■解説
ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞作『モル』から、『月とチェリー』『赤い文化住宅の初子』、脚本作『さくらん』そして本作と、タナダユキが描くヒロイン像はどこかアウトローだ。存在感が希薄で、人と距離を置くことで自分を守る主人公・鈴子は、見知らぬ町から見知らぬ町へと引っ越しを繰り返しながらさまざまな人と出会い、人間の嫌な面だけでなく、温かい部分にも触れながら成長していく。そんなヒロインに魂を込め、伸びやかに演じる蒼井優が素晴らしい。鈴子が逗留先で知り合う人々のキャラは、特に目立ちすぎず、ほどよい味付けになっている。ちょっとホロ苦いが救いのあるエンディングにも好感が持てる。
2008年7月19日 より シネセゾン渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて
- 配給:日活
- 製作国:日本(2008)
-
- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | タナダユキ (Yuki Tanada) |
---|---|
脚本 | タナダユキ (Yuki Tanada) |
企画 | 前田浩子 (Koko Maeda) |
プロデューサー | 前田浩子 (Koko Maeda) 木幡久美 (コバタクミ) 田中正 (タナカタダシ) |
撮影 | 安田圭 (ヤスダケイ) |
美術 | 古積弘二 (コヅミコウジ) |
音楽 | 櫻井映子 (サクライエイコ) 平野航 (ヒラノコウ) |
音楽プロデューサー | 緑川徹 (ミドリカワトオル) |
主題歌 | 原田郁子 (ハラダイクコ) |
録音 | 白取貢 (シラトリミツグ) |
照明 | 石田健司 |
編集 | 宮島竜治 (ミヤジマリュウジ) 菊井貴繁 (キクイタカシゲ) |
スタイリスト | 申谷弘美 (Hiromi Shintani) |
ヘアメイク | 竹下フミ (タケシタフミ) |
キャスティング | 前田浩子 (Koko Maeda) |
アソシエイトプロデューサー | 中村聡 (ナカムラサトシ) |
ラインプロデューサー | 森井輝 (モリイアキラ) |
助監督 | 塩崎遵 (シオザキジュン) |
スクリプター/記録 | 沖弘美 |
製作担当 | 阿部豪 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
蒼井優 (Aoi Yu) | 佐藤鈴子 |
森山未來 (Mirai Moriyama) | 中島亮平 |
ピエール瀧 (ピエールタキ) | 藤井春夫 |
竹財輝之助 (タケザイテルノスケ) | ユウキ |
齋藤隆成 (サイトウリュウセイ) | 佐藤拓也 |
笹野高史 (Takashi Sasano) | 喫茶店ホワイトの店主・白石 |
嶋田久作 (Kyusaku Shimada) | |
モロ師岡 (Moro Morooka) | |
石田太郎 (イシダタロウ) | |
キムラ緑子 (Kimura Midoriko) | |
矢島健一 (Kenichi Yajima) | |
斎藤歩 (サイトウアユム) | |
堀部圭亮 (Keisuke Horibe) | |
平岩紙 (ヒライワカミ) | |
江口のりこ (Eguchi Noriko) | |
悠城早矢 (ユウキサヤ) | |
弓削智久 (ユゲトモヒサ) | |
佐々木すみ江 (ササキスミエ) | 藤井絹 |