映画検索
作品詳細
母べえ
山田洋次監督が描く、「家族」というテーマの集大成的傑作
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。日中戦争が泥沼化しつつある頃。野上家では、ドイツ文学者の夫・滋と妻・佳代、そしてしっかり者の長女・初子と天真爛漫な次女・照美の4人が貧しくも明るく暮らしていた。お互いを「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と呼び合う仲睦まじい家族だったが、昭和15年2月、滋が治安維持法違反で検挙されてから苦難の日々が始まった。そんな折、滋の教え子・山崎徹が訪ねてくる。それ以降、徹は一家の手助けをするのだった…。
■解説
「時代劇三部作」に続く名匠・山田洋次監督の新作は、長年にわたり黒澤明監督のスクリプターとして活躍してきた野上照代さんが執筆した自叙伝「父へのレクイエム」の映画化。これまで山田監督が常々描いてきた「家族」というテーマの集大成といえる作品に仕上がっている。日本が戦争に向かって突き進んでいた暗い時代を背景に、どんな困難を目の前にしても、常に娘たちに精一杯の愛情を注ぐ母であり、獄中の夫を尊敬し信じ続ける妻を吉永小百合が演じ、新境地を拓いている。細部にまで行き届いた時代考証の緻密さ、昭和初期の街並みを完璧に再現したオープンセットなど、見どころは豊富だ。
2008年1月26日 より 丸の内ピカデリー2ほか全国にて
- 配給:松竹
- 製作国:日本(2007)
-
- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 山田洋次 (Yoji Yamada) |
---|---|
脚本 | 山田洋次 (Yoji Yamada) 平松恵美子 (ヒラマツエミコ) |
原作 | 野上照代 (Teruyo Nogami) |
プロデューサー | 深澤宏 (フカザワヒロシ) 矢島孝 (ヤジマタカシ) |
撮影 | 長沼六男 (ナガヌマムツオ) |
美術 | 出川三男 (デガワミツオ) |
音楽 | 冨田勲 (トミタイサオ) |
ソプラノ | 佐藤しのぶ (サトウシノブ) |
録音 | 岸田和美 (キシダカズミ) |
照明 | 中須岳士 (ナカスタケシ) |
編集 | 石井巌 (イシイイワオ) |
ラインプロデューサー | 斉藤朋彦 (サイトウトモヒコ) |
スチール | 金田正 (カネダタダシ) |
製作担当 | 相場貴和 (アイバタカカズ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
吉永小百合 (Sayuri Yoshinaga) | 野上佳代 |
浅野忠信 (Tadanobu Asano) | 山崎徹 |
檀れい (Dan Rei) | 野上久子 |
志田未来 (Shida Mirai) | 野上初子(少女) |
佐藤未来 (サトウミク) | 野上照美(少女) |
笹野高史 (Takashi Sasano) | 小菅 |
でんでん (Denden) | 隣組組長・福田 |
神戸浩 (カンベヒロシ) | 福田健一 |
近藤公園 (コンドウコウエン) | 小宮山 |
茅島成美 (カヤシマナルミ) | 渡辺夫人 |
四代目中村梅之助 (ヨンダイメナカムラウメノスケ) | 藤岡久太郎 |
松田洋治 (マツダヨウジ) | 島崎 |
赤塚真人 (Makoto Akatsuka) | 交番の巡査 |
吹越満 (Mitsuru Fukikoshi) | 杉本検事 |
左時枝 (ヒダリトキエ) | 藤岡ふみ |
鈴木瑞穂 (Mizuho Suzuki) | 二階堂肇 |
戸田恵子 (Toda Keiko) | 野上照美(大人) |
大滝秀治 (Hideji Otaki) | 野村医師 |
笑福亭鶴瓶 (Syofukutei Tsurube) | 藤岡仙吉 |
十代目坂東三津五郎 (バンドウミツゴロウ) | 野上滋 |