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作品詳細
呉清源 極みの棋譜
稀代の天才棋士の人生をたどる、真実の物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。1914年に中国・福建省で生まれた呉清源は、7歳で囲碁を学び始めたちまち“天才少年”と呼ばれるようになる。1928年、日本人棋士、瀬越憲作の尽力によって母と来日。その実力で日本囲碁界のトップに。1936年、清源は中原和子を紹介され翌年、結婚。しかし太平洋戦争が開戦、母たちは祖国への帰国を余儀なくされる。1944年、清源は徴兵検査を受けるが持病のため免除。その頃から次第に深い孤独を感じるようになっていくのだった…。
■解説
冒頭、90歳を超えた呉清源本人が登場し、自宅で奥さんや本作の主演、チャン・チェン、伊藤歩らと談笑する様子がとらえられ、「この人の人生を振り返ってみたい」と思わせる構成に引き込まれてしまう。中国第五世代の代表的映画監督・田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)が、美しい映像と最小限のセリフで“天才”の人生を振り返る。それは彼の「棋士」としての面と、一人の「人間」としての面と二つ合わせて。青年期の呉清源と瓜二つにも見えるチャン・チェンの佇まいは、内省的な孤高の求道者の姿以外何ものでもない。また、昭和初期の面影を残す場所を丹念に探しあてて撮影したという制作サイドのこだわりにも注目して見たい。
2007年11月17日 より シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて
- 配給:エスピーオー
- 製作国:中国(2006)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | ティエン・チュアンチュアン (Tian Zhuang Zhuang) |
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脚本 | アー・チョン (Ah Cheng) |
エグゼクティブプロデューサー | ワン・ジュン オーウェン・チェン バウター・バレンドレクト (Wouter Barendrecht) マイケル・J・ワーナー (Michael J. Werner) |
プロデューサー | リウ・シャオディエン (Xiandian Liu) |
撮影 | ワン・ユー (Wang Wu) |
プロダクションデザイン | ワダエミ (ワダエミ) |
美術 | 愛甲悦子 (アイコウエツコ) |
音楽 | チャオ・リー |
音響 | ウー・リン (ウー・リン) |
編集 | ヤン・ホンユ (Hongyu Yang) |
衣裳デザイン | ワダエミ (ワダエミ) |
衣裳 | 福田明 (フクダアキラ) |
ラインプロデューサー | 元持昌之 (モトモチマサユキ) |
助監督 | 蝶野博 (チョウノヒロシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
チャン・チェン (Chang Chen) | 呉清源 |
柄本明 (Akira Emoto) | 瀬越憲作 |
シルヴィア・チャン (Sylvia Chang) | 舒文 |
伊藤歩 (Ito Ayumi) | 中原和子 |
仁科貴 (ニシナタカシ) | 木谷実 |
大森南朋 (Nao Omori) | 橋本宇太郎 |
井上尭之 (イノウエタカユキ) | 本因坊秀哉 |
宇津宮雅代 (ウツノミヤマサヨ) | 金木先生 |
シン・バイチン (Bai Qing Xin) | 呉炎 |
ベティ・ホアン | 呉清瑛 |
リー・シュエンチェン | |
米倉斉加年 (Masakane Yonekura) | 西園寺公毅 |
野村宏伸 (Hironobu Nomura) | 川端康成 |
南果歩 (Minami Kaho) | 長岡良子 |
松坂慶子 (Matsuzaka Keiko) | 喜多文子 |