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作品詳細
象の背中
生きていたい最後の一瞬まで
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。突然、末期の肺がんで余命半年を宣告された48歳の藤山幸弘は、残された時間をどう生きるか選択を迫られる。妻と二人の子どもの事はもちろん、建設会社の部長として精魂傾けてきたプロジェクトも気掛かりだ。しかし、結局は延命治療を拒否し自分なりに人生を全うしようと決断する。激痛に耐えながら心残りのないように最後の別れを告げておきたい人たちを訪ね歩く幸弘だったが、妻の美和子には事実を言い出せずにいた。
■解説
死期を悟った象は群れから離れ、ひっそりと最期を迎える場所を探して旅立つというが、果たして人間にそんな潔い真似ができるだろうか。役所広司演じる主人公は苦悩の末、「死ぬまで生きる」決意をし、大切な人たちに見守られて逝く事を選ぶ。当然ながら死の宣告は本人だけでなく、家族をはじめ周りの人々へも重くのしかかる。それぞれが幸弘の選択を受け入れてゆく過程は切なくも残酷だ。それでも、尊重されるべきは死にゆく者の意志であるなら、これもまた潔い最期と言えるだろう。秋元康の初の長編小説を映画化した本作、一人の男の死に様(=生き様)と、夫婦であり親子である家族の一つの理想的な形が描かれている。
2007年10月27日 より 丸の内ピカデリー1ほか全国にて
- 配給:松竹
- 製作国:日本(2007)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 井坂聡 (イサカサトシ) |
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脚本 | 遠藤察男 (エンドウ) |
原作 | 秋元康 (アキモトヤスシ) |
エグゼクティブプロデューサー | 平田静子 北川淳一 (キタガワジュンイチ) 梅澤道彦 (ウメザワミチヒコ) 大倉明 (オオクラアキラ) 宇野康秀 (ウノヤスヒデ) |
企画 | 小滝祥平 (コタキショウヘイ) 福吉健 (フクヨシタケシ) 秋元一孝 (アキモトカズタカ) 尾越浩文 (オゴシヒロフミ) 遠谷信幸 (トオヤノブユキ) |
製作 | 名雪雅夫 (ナユキマサオ) 松本輝起 (マツモトテルキ) 亀山慶二 (カメヤマケイジ) 片桐松樹 (カタギリマツキ) 島本雄二 (シマモトユウジ) |
製作担当 | 相場貴和 (アイバタカカズ) |
プロデューサー | 白石統一郎 (シライシトウイチロウ) 水野政明 (ミズノマサアキ) 森谷晃育 岡田真由子 (オカダマユコ) 伊藤仁吾 (イトウジンゴ) |
撮影 | 上野彰吾 (ウエノショウゴ) |
美術 | 金田克美 (カネダカツミ) |
音楽 | 千住明 (センジュアキラ) |
音楽プロデューサー | 慶田次徳 (ケイダツギノリ) |
主題歌 | ケミストリー (Chemistry) |
録音監督 | 橋本文雄 (ハシモトフミオ) |
照明 | 赤津淳一 (アカヅジュンイチ) |
編集 | 阿部亙英 (アベヒロヒデ) |
衣裳 | 富樫理英 |
スクリプター | 中田秀子 (ナカタヒデコ) |
装飾 | 尾関龍生 |
視覚効果 | 松本肇 (マツモトハジメ) |
製作補 | 山田敏久 (ヤマダトシヒサ) |
技斗 | 高瀬将嗣 (タカセマサツグ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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役所広司 (Koji Yakusho) | 藤山幸弘 |
今井美樹 (イマイミキ) | 藤山美和子 |
塩谷瞬 (Shun Shioya) | 藤山俊介 |
南沢奈央 (Minamisawa Nao) | 藤山はるか |
井川遥 (Igawa Haruka) | 青木悦子 |
高橋克実 (Katsumi Takahashi) | 佐久間清 |
白井晃 (Akira Shirai) | 松井医師 |
小市慢太郎 (Mantaro Koichi) | 若泉医師 |
久遠さやか (クオンサヤカ) | 野口看護師 |
橋爪淳 (ハシヅメジュン) | |
益岡徹 (Toru Masuoka) | 山城営業推進部長 |
手塚理美 (Tezuka Satomi) | 福岡美穂 |
笹野高史 (Takashi Sasano) | 高木春雄 |
伊武雅刀 (Masato Ibu) | 今野社長 |
岸部一徳 (Ittoku Kishibe) | 藤山幸一 |