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作品詳細
怪談('64)
小泉八雲の“怪談”より和解(黒髪)、雪女、耳無抱一、茶碗の中の話、を「甘い汗」の水木洋子が脚色「切腹」の小林正樹が監督した文芸もの
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。〔黒髪〕昔京都で生活に苦しんでいた武士が、貧乏に疲れ、仕官の道を捨てきれずに、妻を捨てて、遠い任地へ向った。第二の妻は、家柄、財産に恵まれていたが、我侭で冷酷な女であった。男は今更のように別れた妻を慕い、愛情の価値を知ったのだが…。〔雪女〕武蔵国の若い樵夫巳之吉は、茂作老人と森へ薪をとりに入り、吹雪に出会って、山小屋に閉じこめられた。その夜、若者は、老人が雪女に白い息を吹きかけられて殺されたのを目撃したが、巳之吉は「誰にも今夜のことを話さないように。話したら必ず殺す」と言われ助けられた。三十近くなった巳之吉は…。〔耳無抱一の話〕西海の波に沈んだ平家一門の供養のために建てられた赤間ケ原に、抱一という琵琶の名人がいた。夜になると、寺を抜け出し、朝ぐったりして帰って来る抱一を、不審に思った同輩が、秘に後をつけると抱一は、平家一門の墓前で恍惚として平家物語を弾じていた。
■解説
小泉八雲の“怪談”より和解(黒髪)、雪女、耳無抱一、茶碗の中の話、を「甘い汗」の水木洋子が脚色「切腹」の小林正樹が監督した文芸もの。撮影もコンビの宮島義男。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1964)
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- ジャンル:
- ホラー
■スタッフ
監督 | 小林正樹 (Masaki Kobayashi) |
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脚色 | 水木洋子 (ミズキヨウコ) |
原作 | 小泉八雲 (コイズミヤクモ) |
製作 | 若槻繁 |
撮影 | 宮島義勇 (ミヤジマヨシオ) |
美術 | 戸田重昌 (Shigemasa Toda) |
背景 | 西田真 |
装飾 | 荒川大 (Masaru Arakawa) |
音楽音響 | 武満徹 (Toru Takemistu) 秋山邦晴 (アキヤマクニハル) 奥山重之助 (オクヤマ) 鈴木明 |
録音 | 西崎英雄 (ニシザキヒデオ) |
照明 | 青松明 (アオマツアキラ) |
編集 | 相良久 (サガラヒサシ) |
衣裳 | 加藤昌廣 (Masahiro Kato) |
美粧 | 高木茂 |
結髪 | 桜井文子 (Fumiko Sakurai) |
製作主任 | 高島道吉 (タカシマミチヨシ) |
助監督 | 吉田剛 |
記録 | 吉田栄子 (ヨシダエイコ) |
スチル | 吉岡康弘 (ヨシオカヤスヒロ) |
出演(声) | 滝沢修 (Osamu Takizawa) |
製作協力 | 内山義重 |
題字 | 勅使河原蒼風 (Sofu Teshigahara) |
タイトルデザイン | 粟津潔 (アワヅキヨシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
三國連太郎 (Rentaro Mikuni) | 武士 |
新珠三千代 (Aratama Michiyo) | 妻 |
渡辺美佐子 (Watanabe Misako) | 第二の妻 |
岸惠子 (Keiko Kishi) | 雪女 |
仲代達矢 (Tatsuya Nakadai) | 巳之吉 |
岸惠子 (Keiko Kishi) | 妻お雪 |
望月優子 (モチヅキユウコ) | 母 |
中村嘉葎雄 (Katsuo Nakamura) | 耳無抱一 |
志村喬 (シムラタカシ) | 住職 |
丹波哲郎 (Tetsuro Tanba) | 甲冑の武士 |
岸田今日子 (Kyoko Kishida) | 上ろう |
中村翫右衛門 (ナカムラカンエモン) | 武士関内 |
宮口精二 (Seiji Miyaguchi) | 老爺 |
杉村春子 (スギムラハルコ) | おかみさん |
二代目中村鴈治郎 (ナカムラガンジロウ) | 出版元 |
仲谷昇 (ナカヤノボル) | 式部平内 |