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作品詳細
蟹工船(’53)
昭和初年にかかれた小林多喜二の原作を俳優から転出の山村聡が映画化。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。昭和初年のある春。折からの大不況にあぶれた鉱夫、農夫、労働者上りの雑夫たちを乗せた蟹工船博光丸は、ベーリング海の漁場めざして函館港を後にした。連日吹きすさぶ嵐に船酔いし、不潔な生活から続出する病人たちに、蟹工船の浅こと監督の浅川を中心とする幹部らはむりやり作業を強制する。浅川の冷酷さはSOSを打ちつづける僚船をも漁場に急ぐため無視し、カムサッカの漁場では突風警報をおかして川崎船を操業させ、多数の遭難者を出した…。
■解説
昭和初年にかかれた小林多喜二の原作を俳優から転出の山村聡が第一回の脚色・監督にあたった。撮影監督・音楽はそれぞれ「ひろしま」の宮島義勇、伊福部昭。監督山村聡自身、森雅之、日高澄子、中原「村八分」、河野秋武などの他、現代プロ、前進座、東京映画俳優協会、劇団東芸、少年俳優クラブのメンバーが出演、これに千葉県勝山の網元平田末喜三が大役に特別出演している。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
- 配給:-
- 製作国:日本(1953)
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- ジャンル:
- ドラマ
■スタッフ
監督 | 山村聡 (ヤマムラソウ) |
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脚色 | 山村聡 (ヤマムラソウ) |
原作 | 小林多喜二 (コバヤシタキジ) |
製作 | 山田典吾 (ヤマダテンゴ) |
撮影 | 宮島義勇 (ミヤジマヨシオ) 仲沢半次郎 (ナカザワハンジロウ) |
美術 | 小島基司 (コジマモトジ) |
音楽 | 伊福部昭 (イフクベアキラ) |
録音 | 空閑昌敏 |
照明 | 吉田章 (ヨシダアキラ) 織間五郎 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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山村聡 (ヤマムラソウ) | のんだくれの松木 |
日高澄子 (ヒダカスミコ) | 娼婦 |
森雅之 (Masayuki Mori) | 新船医谷口 |
森川信 (モリカワシン) | 倉田 |
中原早苗 (ナカハラサナエ) | 夏ちや |
河原崎しづ江 (Shidue Kawarazaki) | 母親 |
若原春江 (ワカハラハルエ) | 踊り子 |
河野秋武 (コウノアキタケ) | 箕面 |
御橋公 (ミハシコウ) | 工場長藤野 |
山田巳之助 (ヤマダミノスケ) | 船長 |
小笠原弘 (オガサワラヒロシ) | 海軍少尉 |
平田未喜三 (ヒラタミキゾウ) | 監督浅川 |
小笠原章二郎 (オガサワラショウジロウ) | タイワン田辺 |
武田正憲 (タケダマサノリ) | 周旋屋 |
今成平九郎 (イマナリヘイクロウ) | 金比羅の辰 |
花澤徳衛 (ハナザワトクエ) | 木下 |
石島房太郎 (イシジマフサタロウ) | 大船頭和田 |
伊丹慶治 (イタミケイジ) | 船頭黒岩 |
林幹 | 重役右橋 |