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作品詳細
しゃべれども しゃべれども
想いに言葉は敵わない。でも、好きという気持ちを伝えたい。
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。東京・下町。うだつの上がらない二つ目の落語家、今昔亭三つ葉は、ひょんなことから落語教室を開くことになる。生徒は、美人だが無愛想で口の悪い五月、口は達者だが関西弁のためクラスになじめない少年・村林、そして、元野球選手の湯河原。3人は言い争ってばかりだったが、少しずつ上達していく。ある時、村林はいじめっ子と野球対決をして負けてしまう。悔しがる村林に、いじめっ子を落語で笑わせてやれ、と三つ葉は提案する。
■解説
国分太一というアイドルが主演しているが、ステレオタイプの主人公の青春ストーリーとは一味違う。平山秀幸の演出は、夢を追いかける裏側にある苦しみと喜びを、地に足のついた視点で丁寧に描いている。落語という、若者文化の中心から外れた伝統芸能と、それを取り巻く下町の風景。これが、誇張されず、かつ、いい風景を切り取っているのが嬉しい。国分太一の落語も、撮影が進むごとに上達していったのがよく分かる。これを観て、落語の艶っぽい魅力に触れるファンも多いのでは? ベテラン、伊東四朗の落語もさすがだが、子役の森永悠希のこまっしゃくれた噺家っぷりは見事。将来が楽しみだ。監督は、『愛を乞うひと』で絶賛された平山秀幸。
2007年5月26日 より シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて
- 配給:アスミック・エース エンタテインメント
- 製作国:日本(2007)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 平山秀幸 (Hideyuki Hirayama) |
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脚本 | 奥寺佐渡子 (オクデラサトコ) |
原作 | 佐藤多佳子 (サトウタカコ) |
エグゼクティブプロデューサー | 豊島雅郎 (テシママサオ) 藤島ジュリーK. (フジシマジュリーケイ) 奥田誠治 (オクダセイジ) 田島一昌 (タジマカズマサ) 渡辺純一 大月のぼる (オオツキノボル) |
プロデューサー | 渡辺敦 (ワタナベアツシ) 小川真治 (オガワシンジ) |
撮影 | 藤澤順一 (フジサワジュンイチ) |
美術 | 中山慎 |
装飾 | 松本良二 (マツモトリョウジ) |
音楽 | 安川午朗 (Goro Yasukawa) |
音楽プロデューサー | 安井輝 (ヤスイシン) |
主題歌 | ゆず (ユズ) |
録音 | 小松将人 (コマツマサト) |
照明 | 上田なりゆき (ウエダナリユキ) |
編集 | 洲崎千恵子 (Chieko Suzaki) |
助監督 | 宿崎恵造 (ヤドザキケイゾウ) |
落語監修 | 柳家三三 (ヤナギヤサンザ) 古今亭菊朗 (コキンテイキクシン) |