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作品詳細
ヘレンケラーを知っていますか
平成17年度文化庁文化芸術支援作品/文部科学省特別選定作品
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。目が見えず、耳が聞こえないという障害がある北嶋絹子(78歳)の小さな家が、山口県のある地方の雑木林の中にぽつんと建っていた。ヘルパーの協力を得ながらも、自立して生活している絹子の家に、リストカットを繰り返している山口祐介(15歳)がやってくる。絹子の生活ぶりや、前向きに生きる魂にふれ、祐介は自分を見つめ直し始める。祐介に語った絹子の人生は、実に壮絶であった。夫が出征し、帰還したときには失明の身となっていた。さらに失聴も加わり、光と音を失ってしまったのである。絹子の生きざまに、強く惹かれていく祐介は、ある決心をする…。
■解説
この映画は、金子みすゞの詩「私と小鳥と鈴と」の一節、“みんなちがって、みんないい”をテーマに、生命の根元である「愛」を問う作品となっています。山口県に実在する人物をモチーフにして、企画・製作した作品は、様々な問題を抱えた現代社会に一石を投じる映画となり、監督は、ハンセン病、教育、障害者問題等々、一貫して社会に問い続ける作品を送り出してきた中山節夫。主演の盲聾の老女には、NHKドラマ「おしん」で世界中に名を知られた小林綾子が扮し、15歳から78歳までの役を一人で演じ抜く姿も見物です。ほかに夏八木勲、高橋長英、左時枝、倉野章子などの演技派が重厚に脇を固めます。音楽・小室等、撮影・古山正。(作品資料より)
2007年3月24日 より 銀座シネパトスほか全国にて順次公開
- 配給:H&Mインコーポレーテッド
- 製作国:日本(2006)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 中山節夫 (ナカヤマセツオ) |
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脚本 | 下島三重子 (シモジマミエコ) |
プロデューサー | 山本末男 (ヤマモトスエオ) |
撮影 | 古山正 (フルヤマタダシ) |
美術 | 高橋光 (タカハシヒカル) |
音楽 | 小室等 (コムロヒトシ) |
録音 | 福田伸 (フクダシン) |
照明 | 清野俊博 |
編集 | 川島章正 (カワシマアキマサ) |
ラインプロデューサー | 佐々木裕二 (ササキユウジ) |
制作担当 | 斉藤寛 |
助監督 | 山田敏久 (ヤマダトシヒサ) |
記録 | 石川恵与 |
手話コーディネーター | 綾城明美 (ユウキアケミ) |
方言指導 | 武部忠夫 (タケベタダオ) 木原豊美 (キハラトヨミ) |
手話指導 | 南留花 (ミナミルルカ) |
字幕製作 | 飯村優子 (イイムラユウコ) |
振付 | 黒沢美香 (クロサワミカ) |