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作品詳細
魂萌え!
誰のものでもない私を生きる
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。定年退職から僅か3年、夫・隆之は心臓発作であっけなく逝ってしまった。葬儀の後、隆之の携帯にかかってきた電話がきっかけで、敏子は夫に10年来の愛人がいたことを知り愕然とする。さらには、突然同居を宣言する長男の身勝手さにも嫌気がさし家を飛び出すが、行く宛てはない。生まれて初めてカプセルホテルに泊まり、そこで宮里という老女に出会う。宮里は悲惨な身の上話を聞かせ、お代として1万円を要求するのだった。
■解説
風吹ジュンが生身の中年女を入浴シーンもベッドシーンもこなし熱演する。愛人役の三田佳子との緊迫の対決は男性をたじろがせるに違いない。家族のために尽してきた専業主婦の敏子は、夫の裏切りや身勝手な子どもたちに憤り、呆れ果て、ようやく自分自身に目覚める。これからは本当に好きな事をして生きて行くのだ。手帳と携帯電話を買い込み、一人で生ビールのジョッキ飲みも試みる。潔く再出発する彼女に比べ、男たちは押し並べて情けない。敏子を口説く気障なオヤジに至っては、貞淑な人妻のよろめく姿が好みという陳腐さだ。女たちが結託して夫を切り刻む『OUT』と同じく桐野夏生の原作。監督は男のドラマが得意の阪本順治。
2007年1月27日 より シネカノン有楽町、シネ・アミューズ、新宿ジョイシネマ3、シネ・リーブル池袋ほか全国にて
- 配給:シネカノン
- 製作国:日本(2006)
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- ジャンル:
- ドラマ
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 阪本順治 (Junji Sakamoto) |
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脚本 | 阪本順治 (Junji Sakamoto) |
原作 | 桐野夏生 (キリノナツオ) |
製作 | 李鳳宇 (リボンウ) 河合洋 (カワイヒロシ) 水野文英 (ミズノフミヒデ) |
プロデューサー | 椎井友紀子 (シイユキコ) |
撮影 | 大塚亮 (オオツカリョウ) |
美術 | 原田満生 (ハラダミツオ) |
音楽 | coba (coba) |
録音 | 橋本文雄 (ハシモトフミオ) |
音響効果 | 伊藤進一 |
照明 | 舘野秀樹 (タテノヒデキ) |
編集 | 深野俊英 (Toshihide Fukano) |
衣裳 | 岩崎文男 (イワサキフミオ) |
アソシエイトプロデューサー | 永田芳弘 (ナガタヨシヒロ) |
助監督 | 小野寺昭洋 (オノデラアキヒロ) |
スクリプター | 今村治子 (イマムラハルコ) |
製作担当 | 松田憲一良 |
メイク | 豊川京子 (トヨカワキョウコ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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風吹ジュン (Fubuki Jun) | 関口敏子 |
田中哲司 (Tetsushi Tanaka) | 関口彰之 |
常盤貴子 (Tokiwa Takako) | 関口美保 |
藤田弓子 (Fujita Yumiko) | 西崎美奈子 |
由紀さおり (ユキサオリ) | 江守和世 |
今陽子 (Youko Kon) | 山田栄子 |
林隆三 (Ryuzo Hayashi) | 塚本 |
左右田一平 (ソウダイッペイ) | 今井 |
中沢青六 | |
なぎら健壱 (ナギラケンイチ) | 小久保 |
根岸季衣 (Negishi Toshie) | |
浅見小四郎 (アサミコシロウ) | |
麿赤兒 (Akaji Maro) | |
中村優子 (ナカムラユウコ) | |
水上竜士 (Ryushi Mizukami) | |
渡辺真起子 (ワタナベマキコ) | |
山中聡 (ヤマナカサトシ) | |
関川太郎 (セキカワタロウ) | |
三村恭代 (ミムラタカヨ) | |
吉井有子 (ヨシイユウコ) | |
福岡芳穂 (フクオカヨシホ) | |
加藤治子 (カトウハルコ) | 宮里しげ子 |
豊川悦司 (Etsushi Toyokawa) | 野田 |
寺尾聰 (Akira Terao) | 関口隆之 |
三田佳子 (Yoshiko Mita) | 伊藤昭子 |