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作品詳細
アジアンタムブルー
これぞオトナの「セカチュー」! 最後の時を、美しいニースで迎えようと決めた2人の物語
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。成人男性向け雑誌の編集者・山崎隆二は、水たまりばかり撮影しているカメラマン志望の葉子と出会う。風俗の世界に身を置き、友人の妻と浮気を繰り返す自分に絶望しきっていた隆二は、不遇にあっても汚れを知らない葉子に惹かれていく。間もなく2人は同棲を始めるが、幸せな日々は長く続かなかった。葉子の身体を、病魔が蝕んでいた。余命1ヶ月…。隆二はすべてを捨て、葉子が憧れる地、仏・ニースへと2人で旅立つ決意をする。
■解説
大崎善生の同名小説を映画化。“アジアンタム”とは、シダ科の観葉植物。ハート型の葉が特徴。一度その葉が茶色くなり始めると手の施しようがなく、ただ枯れていくのを見守るしかない。その心境を“アジアンタムブルー”と言い、ごくまれに再び青い葉を茂らせることがあるという。自分が汚れた人間だと悟っている主人公、薄幸な人生を送ってきたため満ち足りることを知っているヒロイン、美しいニースの海と街並みの静謐と、すべてがオトナ向けの味付け。乾いた土が水を吸い込むように、透明だけど耽美なだけじゃない、ビターな世界観が心にしみわたる。昨今ブームの甘口な“純愛難病モノ”とは一線を画す作品である。
2006年11月18日 より 恵比寿ガーデンシネマほかにて
- 配給:角川ヘラルド映画
- 製作国:日本(2006)
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- ジャンル:
- ラブ・ストーリー
- 公式サイトはこちら>>
■スタッフ
監督 | 藤田明二 (フジタメイジ) |
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脚本 | 神山由美子 |
原作 | 大崎善生 (オオサキヨシオ) |
製作 | 黒井和男 (Kazuo Kuroi) 亀山慶二 (カメヤマケイジ) 榎本和友 (エノモトカズトモ) |
プロデューサー | 椿宜和 (ツバキ) 井口喜一 (イグチヨシカズ) 杉山登 (スギヤマノボル) 篠原廣人 (シノハラヒロト) |
撮影 | 北信康 (キタノブヤス) |
美術 | 山本修身 (ヤマモトオサミ) |
音楽 | 大島ミチル (オオシマミチル) |
主題歌 | デルタ・グッドレム (デルタグッドレム) |
録音 | 野中英敏 (ノナカヒデトシ) |
照明 | 渡邊孝一 |
編集 | 山本正明 |
エグゼクティブプロデューサー | 梅澤道彦 (ウメザワミチヒコ) 北川直樹 (キタガワナオキ) |